最近、持ち家にしようかなぁとぼんやり考えている。
日本の場合、田舎に行ったりすると結構持ち家率高いなぁと感じるんだけど。
世界はどんな感じなんだろう?
こちらの記事では、世界の持ち家事情を探ってみます。
◆ひとまず日本はどうなの?
実際のところ、日本は持ち家率が世界的に見ると高い方だと言われています。
東京は45.8%ですが全国平均としては60%くらいで半分強といったところです。
特に地方に行くと昔からの家を引き継いだりと、持ち家率が高くなる傾向にはなりがちです。
日本の特徴として言えるのが、持ち家の広さが狭いわりには物件の値段が高めであるということがいえます。
また、ヨーロッパのように何百年と持つ家というのは少なく、耐用年数も非常に短いといえます。
その理由として、世界的にみても地震や台風といった災害が多い国であり、高温多湿といった気候であることが挙げられます。
さらには、日本人の意識として新築が好きだということも、耐用年数の低さに関わっているようです。
とはいえ、最近はリノベーションブームでもあるため、新築だけでなく中古の人気も高まっています。
◆持ち家率が一番低い国は?
では、世界各国の持ち家率を探ってみましょう。
まず、一番多いのがイタリアで、なと80%もの人が持ち家を所有しているとのこと。
もちろん、年代や社会階層にもよるのですが、かなり多くの人が賃貸ではなく持ち家を選んでいることがわかります。
続いて多いのが、オーストラリアで70%。
郊外のロケーションの良いところを選んで住宅を建てている人が多くあるそうです。
意外と日本より少ないのが、アメリカで40%、そしてフランスが30%となっています。
調査地がニューヨークやパリといった大都会であることが影響している可能性が高いですが、それでも日本よりも賃貸利用者が多いことが浮き彫りとなりました。
そして、一番持ち家率が低いのは香港で20%です。
こちらはなんとなく賃貸が多そうなのがイメージできますよね。
香港の場合、海外からの凍死者が多いため持ち家率が下がっていること、そして、家を購入するための頭金が非常に高いというのも理由に挙げられます。
◆家の広さはオーストラリアが一番?
続いて調べてみたのが、それぞれの国における、持ち家の延べ面積についてです。
もちろん、地域差や年齢差、所得の多さなどで随分と変わるとは思いますが、一番広かったのがオーストラリアでした。
比較対象として、わかりやすい東京都の平均をお伝えると、延べ面積90.7平米が一般的です。
それに比べるとオーストラリアはなんと、350〜600平米というのですから驚きです。
大変な広さの家にみなさん暮らしていることが見えてきます。
国土も広いオーストラリアですから、この結果は当然といえば当然かも知れません。
◆各国の住宅事情はどんな感じ?
持ち家率も広さも、国によって様々でしたから、当然住宅事情もいろいろあります。
例えば、フランスは賃貸が多いのも、古いアパルトマンが主流といった事情があります。
そして、古い建物ならではの悩みとして、水道管の老朽化は否めません。
スウェーデンは、なんと持ち家に関してバブル傾向とのこと。
つまり、住宅の価格が非常に上昇しているという事情があるようです。
さらには、移民が多い国でもあり、住宅不足も深刻になっています。
続いて、ニュージーランドも住宅の価格が急上昇中。
そのため、家を購入するというのは非常にハードルが高い行動となっているようです。
とはいえ、持ち家にすると資産として随分価値を持つことができるので魅力的に感じている人も多いのが特徴です。
まとめ
世界の持ち家率から始まって、住宅事情まで様々にみてきました。
やはり、お国が違えば事情は様々で、いろんな情勢を知るのは大変興味深いですね。
もしかしたら、海外で持ち家を購入する!という人もあるかも知れません。
日本だけでなく、世界の事情を取り入れながら、ワールドワイドに物事を考えるのも非常に柔軟な思考になって良いと言えるでしょう。
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