【奥の手】 年収300万円以下で住宅ローンを組む事はできる?

マイホームに対する要望をどこまで実現できるかは、やはり予算次第です。

この記事では、年収300万円の場合に2,500万円の住宅ローンを組む事は可能かどうかについて解説します。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

1. 年収300万円の手取りで住宅ローンは可能?

 

結論から言うと、年収300万円の人は住宅ローンが組めます。

 

融資が可能な根拠はフラット35の活用が前提だからです

 

年収が低いや現職に勤めている期間が短期などの理由で、銀行のローン審査が不安な人は、【フラット35】を検討することをおすすめします。

 

収入の高い低いではなく返済が可能か?という観点で審査してくれるからです。

住宅金融支援機構が提供している住宅の借入で、特徴は以下の3点です。

 

・最長35年の固定金利

・審査の要件に勤続年数なし

・保証人不要

 

現職に勤めている期間や収入の高さではなく【総返済負担率】と言う基準で審査をします。総返済負担率とは、以下の計算方法で算出されます。

 

総返済負担率=(年間返済学/12)÷(申込人の収入+収入合算者の収入)/12

公式ページによると、総返済負担率の基準は以下の通りです。

 

 

年収が低い方、転職回数が多い人や、現職に勤めている期間に自信がない人はぜひ一度フラット35を検討してみてください。

 

借入額の目安

 

MAXの借入額はおおよそ3000万ですが、手取りから無理なく返済できる金額は、月々5~9万円程度なので2000万~2500万程でしょう。

返済額の推奨値は下記の想定を基に逆算しました。

 

(例)額面年収300万円 ボーナスなし

年収300万円から、所得税・住民税・雇用保険料・健康保険料・厚生年金保険料等を差し引けば、手取り額は約250万円となります。

250万円÷12ヶ月≒20万円

自由に使えるお金は1ヵ月当たり約20万円程度です。

手取り額20万円とした場合の一ヶ月の支出例

 

図表の通り、ローン返済額は5万~9万くらいの範囲でやりくりするのが良さそうです。

 

 

2. フラット35で2500万の住宅ローンを組んだ場合

 

  

年収300万円の人が組む事ができる住宅ローン借入額の最大の目安は、約2,500万円になります。

この数字はフラット35のローンシミュレーションにより「35年払いの年利1.27%」という条件を設定して算出しています。(※1)

  

年収300万円の人が元利均等方式、2,500万円を年利1.27%で借り入れた場合は、

 

毎月の返済額は約7.4万円です。

 

いまの家賃と比較していかがでしょうか?

且つ持ち家は資産に変わります。家賃はただの支出です。

  

 

3. 可能なら頭金は多めに用意する

 

頭金を用意すると、住宅ローンの借入額を抑える事ができます。

例えば2,500万円の家を買う為に500万円の頭金を用意できれば、必要な借入額は2,000万円で済みます。

フラット35の金利1.27%で返済額を計算すると、毎月の返済額は何と5万9,000円まで減らせるのです。

頭金を用意すればそれだけ住宅ローンの返済が楽になる為、可能であれば頭金を用意しましょう。

 

まとめ

 

記録的な低金利時代の今、年収から算出される住宅ローンの借り入れ可能な額は伸びているので、住宅購入を考えると「買い時」と言えます。

とは言え、住宅ローンは「無理なく返せる金額かどうか」をしっかりと考える事がとても大切なのです。

 

その為には

 

  • 自分はどの価格の物件まで手が届くのか?
  • 支払い希望から逆算すると、どの価格帯の物件が買えるのか?

 

まずは、この2点を確認する必要があります。

年収300万円の場合、2,500万円~3000万の住宅ローンが限度額と言ってよい金額です。

 

上限一杯に借り入れてしまうと、返済をする為に生活の全てを切り詰めなくてはならず、本末転倒です。

 

家を買うと、本体価格以外だけでなく税金や手数料、家財道具の購入費、引っ越し費用、その他の目に見えない支出があります。

 

借入額は2,500万円程度に抑え、できるだけ頭金を用意して月々の返済の負担を減らしましょう。

住宅ローンのご相談にものれます。

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