マイホーム購入時で頭金以外にかかる諸費用はローンで補える

マイホームでかかる諸費用と諸費用ローンについて解説します。
自宅の購入において知識をつけておくと良いので是非読んでみてください。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

(1)諸費用の内訳

マイホーム購入時に、たいていの方は住宅ローンを活用しますが、この中で、契約時に支払う頭金以外の諸々の経費を諸費用と呼んでいます。

 

一般に諸費用はどのようなものがあるのか、いくらくらいかかるのか、一緒に見ていきましょう。

 

諸費用の内訳としては、一般に以下のものが挙げられます。

 

・手数料

・保証料

・各種保険料

・印紙代

・不動産登記手続き費用

・引っ越し代

・修繕積立金や固定資産税

 

これらの費用はベースとなるマイホームの購入価格に依存します。

 

その額は凡そ 4%前後ですが、中古住宅の場合には、 約7%弱くらいになります。

 

(中古住宅が割高なのは、仲介手数料が余分に発生するためです。)

 

<手数料>

 

住宅ローンを契約の際の必要経費である融資手数料であり、金融機関へ支払うお金です。

 

額面は3~5万円程度が一般的です。

 

また中古住宅を購入の際は不動産会社へ支払う仲介手数料が必要です。通常の仲介手数料は次の表に規定されています。

 

出典:国土交通省ホームページより

 

<保証料>

 

ローン保証料は、保証人を依頼する際にかかる費用です。

 

この費用は3000万円の物件の場合2%の60万円が相場です。

 

<各種保険料>

 

火災保険への加入も住宅ローン審査条件になります。その費用はざっくり15万円から30万円程度が必要です。もし地震保険も付帯する場合には、さらに10万円前後が追加費用として必要になります。

 

<印紙代>

 

契約書を作成の際に必要な印紙代は以下の表で規定されています。

 

出典:国税庁ホームページより

 

ちなみにこの印紙代について、ネット契約での電子書面の場合は不要です。

 

<不動産登記手続き費用>

 

不動産を購入した後は登記手続きを行わなければなりませんので、登録免許税がかかります。

 

不動産登記は司法書士に依頼するのが通例であり、司法書士への報酬がかかります。15万円程度の費用を見ておいてください。

 

<修繕積立金や固定資産税>

 

中古物件の場合には、前所有者が修繕積立金や管理費を滞納している場合があり、よく確認をしましょう。

 

(2)諸費用を借りる為の住宅ローン

マイホーム購入時には先程説明した諸費用が必要です。

 

金額にして100万円を超える場合もあり一括で支払うための資金を用意できない場合には、諸費用のためのローンがあります。

 

具体的には以下の2つの融資手段があります。

 

・金融機関から諸費用向け専用に融資を受ける方法

・物件購入と一緒に融資を受ける方法(オーバーローン)

 

オーバーローンは手数料や審査が住宅ローンと一緒に一度で済む為、こちらを選択する方は多いですが、詳細は金融機関に確認をして下さい。 

 

ちなみに、諸費用の項目についてローンを組むことのできる金融機関の実例は以下になります。

 

auじぶん銀行、楽天銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行

新生銀行、ソニー銀行、みずほ銀行、りそな銀行

三井住友銀行、三井住友信託銀行、三菱東京UFJ銀行

 

いかがでしたでしょうか?

 

住宅ローンの諸費用には、説明したように様々な諸経費が必要になります。

 

ひと昔前とは異なり、物件価格金額のみ借りられるフルローンだけでなく、その諸費用も借りることの可能なオーバーローンと呼ばれる住宅ローンもあります。

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