「マイホームを購入したいけど、諸費用もローン組めないかなぁ。」
結論、諸費用もローンに組み込むことができます。あるいは別枠で諸費用ローンを組むことが可能です。
今回は充分な初期費用を準備できない方のために、諸費用のローンや費用を抑えるコツなどについて解説します。
まず諸費用ってどのくらいかかる?
マイホーム購入を検討中の人の中には、充分な初期費用を準備できないために諦めている人も少なくないです。マイホーム購入時は、純粋な建物の代金だけでなく税金や手数料などの諸費用もかかります。
諸費用の目安は新築、中古で異なり以下の通りです。
<中古>物件価格の6〜10% , <新築>物件価格の3〜5%
例えば、3,000万円の中古マンションの目安は180万〜300万円です。
初期費用だけでかなりの金額になりますよね。そんな人には、諸費用まで住宅ローンに組み込む方法がおすすめです。
諸費用ローンって何? -マイホーム購入において–
諸費用ローンとは下記2点のどちらかを指します。
①物件の購入代金と諸費用を合わせて1本のローンに組みこむ
②物件ローンとは別枠で諸費用部分をローンで組む
つまり、諸費用ローンを利用すれば、手出しほぼ0円でもマイホームの購入が可能です
手元資金が少ないが、マイホームを購入したい方は諸費用ローンは武器になります。
ネット銀行は属性が良いと積極的に諸費用ローンを組ませてくれます。且つ、金利が住宅ローンと同率で適用されることが多いのでお得です。上述した①に該当する方式ですね。
フラット35は各窓口が別枠で用意しています。②に該当する方式ですね。
こちらは窓口により金利が異なるのですが2~4%くらいが目安でしょう。
最終的に戻ってくるお金なのですが契約時に一時的に払う手付金は用意する必要があります。
手付金の相場は一般的に、100万円前後です。※交渉次第で減額できます
この金額はあくまでも目安で、手付金がいくらになるかは購入者と売主で決めることになるので、これよりも高額になる可能性もあります。
手付金は契約後キャンセルしなければ、最終的に購入代金の一部になるので、費用ではありませんのでご安心ください。
それでは次に諸費用ローンの金利や費用を抑えるコツについて解説します。
諸費用ローンの参考例
諸費用のローンは、金融機関によって条件がさまざまです。
ソニー銀行の場合
2020年09月の変動金利が0.54%なのでこの金利で諸費用ローンが組めそうです。
アルヒの場合(フラット35窓口最大手)
銀行の諸費用ローンと比較した場合は多少割高になります。
【節約術】諸費用を抑えるコツ4選
諸費用ローンは初期費用を抑えることができますが、最終的に借入金を返済する必要があります。節約できるところをできるだけ節約し、無理のない借入をすることが大切です。
諸費用を抑えるコツは以下4選です。
・仲介手数料を抑える
・ローン取り扱い手数料を抑える
・火災保険料を各社比較し、安く抑える
・金融機関選びは手数料、保証料をチェックする
上記4点のコストを削減するだけでもかなりの節約になります。マンション購入は大きな買い物ですので、じっくり時間をかけて数社の条件を比較することをおすすめします。
仲介手数料を下げれば諸費用は安くなります。諸費用ローンも対応可能です。
【諸費用を細かく区分すると6種類
マイホーム購入の際、諸費用をローンに組めるかどうかや条件は、金融機関によってさまざまです。諸費用融資の規定は以下の6種類に分類されます。
①諸費用ローンを行っていない
②住宅ローンに組み込み可能だが、保証料が高くなる
③諸費用ローンが割高な金利で設定されている
④住宅融資に諸費用を組み込めるが、保証料と金利が割高になっている
⑤諸費用と住宅融資の金利は同じ
⑥住宅融資に組み込みが可能だが、全体の金利が割高になる
保証料とは住宅ローンを借り入れる時、保証会社に支払う費用です。金額は金融機関が指定します。理想的な条件は⑤で、一番厳しい条件は④です。③は一見条件が厳しそうですが、マンション購入金額に対して諸費用の総額は割合が低いので、金利が多少高くなっても大きく影響するわけではありません。そのため、④に続いて理想的な条件です。
マンション購入の諸費用ローンを利用する際は、金融機関の条件を必ず確認してくださいね。
まとめ
今回はマンション購入時の諸費用の融資や費用を抑えるコツなどについて解説しました。
まとめると以下のお通りです。
・諸費用を利用すれば、諸費用を住宅融資に組むことが可能
・諸費用ローンは高金利になることがある
・費用はできるだけ抑えて返済の負担を減らすことが大切
・条件は金融機関によってさまざま
この記事が、あなたのマンション購入の手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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