「よし!思いきって家を購入するぞ!長年の夢だったマイホームを持つんだ!と決意したはいいけど、戸建てとマンション、どっちにしたらいいのだろう。」
こんな風に、マンションや戸建ての購入かでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
マンションと戸建てのメリット、デメリットについて、公正な立場から細かくお伝えしていきます。
マンションの真のメリット
①セキュリティが万全
マンションにはエレベーターが完備されていること、二階がないことが一般的なので日常生活の階段の上り下りも省略できること、セキュリティがしっかりしていること、また宅配ボックスが完備されているところも最近は多く、これらの点から生活が便利だというメリットがあります。
②売却がしやすい
マンションは駅近にあることもありそういった物件は人気なので比較的売却がしやすいです。
さらに近年、新築・中古問わずマンションの価格が値上がりしているため売りやすく、購入時よりも高く売却できる場合もあります。
(出典:国土交通省「住宅の不動産価格指数、53カ月連続して前年同月比で上昇」
一般には、以下の2点ではないでしょうか。
①管理費・共益費などの維持費用がかかる
②マンション居住者との騒音問題
しかしこれらは本当にデメリットなのでしょうか。
そして、戸建てではこれらの問題はおきないのでしょうか。
それを次で検証してみたいと思います。
①マンションでは維持費用が高額になるのか
マンションでは、毎月の家賃(購入した場合は購入金額)とは別に、管理費や修繕費などの積立金、共益費などを毎月支払わなければなりません。
額はマンションにもよりますが、毎月3万円ほどが平均といわれています。
もっともマンションによってこの額はかなり幅がありますので、これらを安く抑えられる物件を探すことも十分可能です。
ところで、この管理費等の費用の使途をご存知ですか?
本当に「ただお金を徴収されているだけ」なのでしょうか。
管理費とは、マンション維持管理のための費用で、エントランスやエレベーターといった共用部の電気代やクリーンアップ代に利用されます。
また、セキュリティの費用に充てられることも多く、セキュリティがしっかりしていればいるほど、この費用が高い傾向にあります。
加えて、専用のクリーニング業者を雇って常にお掃除が行き届いていたり、充実したメールボックスなどがあったりする場合にも、管理費は高くなります。
つまり管理費用は心地よく住むための対価なのです。
このように考えると確かに戸建てでは管理費は発生しませんが、その代わり「自分が心地よく済むため」の努力は全部自分でしなければならないのです。
修繕費も同じです。戸建ての場合であっても、何年も住んでいれば、外壁や塗装の剥がれ、白アリ問題などさまざまな問題が発生し、その都度修繕のための費用をださなければいけないのです。
つまり、そのような修繕費用をあらかじめコツコツと積み立てておくのか、毎月の徴収はないけれども、必要なときに一括でお金を支払わなければいけないのか、その違いなのです。
このカラクリを知ると、維持費用が高額なことは、必ずしもマンションのデメリットであるとはいえません。
②マンション居住者と騒音問題
あまりに騒音がひどいと管理会社などにクレームを入れると是正されます。
尊重し合って成立しているマンションがほとんどなのでここはさほどのデメリットでは無いと思います。
しかしながらやはり他人が近くにいる以上、騒音などのトラブルは少なからず起きます。
これは戸建てと比較した場合はよりマンションの方が近所と密接して暮らすので若干のデメリットになる可能性があります。
マンションのデメリット
ではマンションの真のデメリットはなんでしょうか。
それは下記だと思います。
戸建てと比較して自由度が低い
マンションでは生活音に気を付けペット禁止かどうか、喫煙可能かなど様々なルールがあります。
戸建てにおいては原則としてルールはありません。
自分が持ち主なのでルールを作るのは自分です。
リノベーションや外観塗装に関しも自由自在にアレンジができません。
このような柔軟性のなさ、自由度の低さはマンションのデメリットです。
戸建てのメリット・デメリット
戸建てのメリットはマンションのデメリットと反対、つまりルールに縛られず、騒音についてもマンション程注意は不要で、騒音トラブルも起きにくいです。
加えて、戸建てが立ち並ぶ所謂「住宅街」は低層の住宅専用の区画であると法律上定められていることが多いため、静かで治安のよい住環境を得ることができます。
他方戸建てのデメリットは、ゴミ捨て、清掃などの管理すべてを自分の費用で、自分の負担で行わなければならないことです。
これは時間もお金もかかりますので、忙しい現代人には大きなデメリットとなることが多いです。
加えて、戸建ては広く近隣との間に一定の距離があるため、冷暖房が効きにくく、光熱費がかかるというデメリットがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記にメリット・デメリットを上げましたが、これらの何をいいところ、悪いところと感じるかは、住む人によってもマンション・戸建てによっても異なります。
そこで、これらを意識しつつ、実際に現地に足を運んだり、不動産会社などの専門家に相談することも大切です。
この記事のポイントを押さえ、戸建てかマンションか、ぜひ賢い選択をしてください!