「戸建てを買うときには、どんなことに注意が必要なのだろうか。」
マイホームは人生の中で大きな買い物。最高の物件を購入できるように、事前に注意点を確認しておきましょう。
今回は、戸建て購入時の注意点を解説します。
戸建てを買う時に注意すること4選【物件探し編】
冒頭で解説したように、戸建てなどのマイホームは人生の中で大きな買い物です。戸建ての平均所要資金は以下の通りです。
出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353155.pdf
土地付きなのか、新築なのか、中古なのかで大きく価格が変わりますが、いずれも人生の買い物の中で3本の指に入るくらい高額になりますね。
そんな高額な買い物を後悔しないために、ここでは以下4つの注意点の解説です。
・通学、通勤時間の確認
・治安などの周辺環境は問題ないか
・敷地面積や間取りは十分か
・耐震強度など住宅の性能は問題ないか
それでは一つずつ解説していきます。
・通学、通勤時間の確認
戸建てを買う時にまず注意したいことは、通勤、通学時間です。以下のデータは住宅購入検討者の通勤時間の意向の割合をまとめたものになります。
出典:https://www.recruit-sumai.co.jp/data/upload/b0448a3a71acd93d7c1ea8e02ad4f71c.pdf
マイホームを購入検討している人の48%は、通勤時間30分以内を希望しています。
注意点は、実際の距離ではなく実際の交通手段でどれくらいの時間がかかるのか事前に確認すること。
たとえばバスや電車の本数、車を利用する場合は交通量なども事前に確認しましょう。
・治安などの周辺環境は問題ないか
戸建てを買う時は、治安や周辺の環境についても確認が必要です。
住宅購入検討者が住宅取得時に特に重視するもの(3つまで回答)で、治安(犯罪発生状況など)と回答した人は12.3%(出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353606.pdf)
で全17項目中、7位というデータがあります。
特に子供がいる家庭にとって、治安はとても大切。昼間だけではなく夜の環境も確認しておくことをおすすめします。
さらに、治安に加えて周辺のスーパー、薬局、公共施設、公園なども確認しておくと、引っ越した後の生活も快適です。
・敷地面積や間取りは十分か
戸建ての購入検討者は、駅からの距離よりも広さを重視する傾向にあります。
以下のデータは住宅購入検討者に広さと駅からの距離、どちらを重視するか調査したものです。
出典:https://www.recruit-sumai.co.jp/data/upload/b0448a3a71acd93d7c1ea8e02ad4f71c.pdf
戸建てを選ぶ人は、新築・中古問わず広さを重視する傾向です。
特にこれから子供が大きくなったり、家族が増える可能性がある人は、戸建てを買う時に将来の家族に合わせて間取りや広さを確認しておきましょう。
また、車を持っている人が注意したいのは、敷地面積と延べ面積。敷地面積とは、建物が立っている土地の面積をいい、延べ面積とは建物の各階の床面積の合計を言います。
敷地面積が十分でないと、せっかくの戸建てなのに駐車場スペースを確保できない可能性もあるので、事前に注意してくださいね。
・耐震強度など住宅の性能は問題ないか
戸建てを買う時は、内装や広さだけでなく、住宅自体の性能にも注意しましょう。
住宅購入検討者が住宅取得時に特に重視するもの(3つまで回答)は、全17項目中、第4位耐震性能 26.3%・第5位耐久性 16.2%・第6位省エネ性能 14.5%(出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353606.pdf)でした。
日本は地震や豪雨などの自然災害が多いため、住宅に高い性能を求める人は増えています。耐震性能や耐久性などを確認し、長く快適に住める戸建てを探しましょう。
戸建てを買う時に注意すること【契約後から引き渡し編】
前章では、戸建てを選ぶときの注意点について解説しましたが、ここでは契約後から引き渡し時の注意点の解説です。
契約後から引き渡しの注意点は、下記です。
・融資額を決済日までに用意すること
・引き渡しで修繕があれば依頼すること
戸建てを買う時の流れはざっくり以下の通りです。
物件の申し込み・住宅ローン事前審査
↓
売買契約・住宅ローン本審査
↓
引き渡し
売買契約時に手付金を支払いますが、残りの金額を決済日までに支払う必要があります。
住宅ローンの融資額を受け取らなければ残金を決済することができないため、決済日に間に合うように金融機関と調整することが必要。
また、引き渡し時には新居に不備がないかしっかり確認しましょう。もしも修繕して欲しい箇所があれば、伝えもれのないように依頼することが大切です。
今回解説した注意点を参考に、後悔のないマイホーム探しをしてくださいね。
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