【賃貸VS持ち家in東京】長く都内で暮らすなら持ち家がおすすめ

「東京で暮らしていくなら、賃貸と持ち家どっちがいいの?」

人口が減少傾向の日本は、空き家の増加が問題となっています。安易に購入して、将来住み替えたくなった時に買い手が見つからないのでは…と考えると決断できないですよね。

しかし、東京で長期間暮らすなら持ち家がおすすめです。理由をこれから解説していきます。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

【賃貸VS持ち家】賃料が高い東京はどちらが多数派?長所と短所も解説

日本の中心である東京都は賃料が高いとよく耳にしますが、実際全国平均と比べてどれくらい高いのでしょうか。

 

以下は総務省が公表している、全国と東京都の一畳当たりの家賃をまとめたものです。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

同調査の東京都の一居住当たりの平均畳数は24.75畳。この広さで考えると、同じ広さでも全国平均は家賃7.6万、東京都は12.6万となります。

 

毎月5万の差額は大きいですよね。

 

それでは、そんな東京都では持ち家と賃貸はどちらが多いのでしょうか。以下は総務省が公表している持ち家住宅率の割合になります。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

上記によると、東京都の持ち家率は全国平均を大きく下回って45%。しかし、東京都民は賃貸を希望しているのかいうとそうではありません。

 

国土交通省のデータでは、東京都に暮らす人は持ち家を希望している人が多数派というデータがあります。

 

住宅の所有に関する意識

 

出典:https://www.mlit.go.jp/common/001302813.pdf

 

本当は持ち家を購入したいけど、購入に踏み切れずに賃貸で生活しているという人が多いのかも知れませんね。

 

賃貸か持ち家かどちらがいいかを考えるには、まずはそれぞれの長所と短所を知ることが大切です。賃貸と持ち家の長所・短所は以下の通りになります。

 

 

持ち家と賃貸の違いは、自分の所有物になるかどうかです。持ち家が所有物になるから良いという訳ではなく、賃貸では物件が自分の所有物でないことがメリットであることもあります。

 

たとえば、大きな災害で家が損壊してしまった場合、賃貸の場合は修繕を大家さんに任せることが可能。しかし、自分の所有物である持ち家の場合は、修繕は自分の負担になります。

 

また、所有物になる持ち家の大きな長所は、ローンを完済していれば老後の居住費が賃貸よりも少ないことです。

 

以下は都内マンションに20年間住んだ場合の、持ち家と賃貸の維持費を比較したものです。前提条件として、持ち家の住宅ローンは完済済、賃貸家賃は月8万。

 

※固定資産税、修繕積立金は月1万で計算

※管理費、駐車場は月1.5万で計算

※更新料は2年に一度、賃料の1ヶ月分で計算

 

上記の試算結果では、持ち家と賃貸では1,000万以上の差があります。賃貸の場合、引越しをすればさらに引越し費用や入居諸費用が必要。

 

老後のことを考えると、賃貸よりも持ち家の方が安心ですね。

   

賃貸VS持ち家in東京】都内で長年暮らすなら持ち家が有利な理由

前章では賃貸と持ち家の長所と短所を解説しましたが、都内で長年暮らすなら持ち家がおすすめです。その理由は、以下の通りになります。

 

・都内の物件は資産価値が下がりにくいため

・東京都は空き家率が低く、売却しやすいため

 

以下のグラフは、中古マンションと木造戸建住宅の資産価値の推移をあらわしています。

 

出典:https://www.mlit.go.jp/common/000135252.pdf

 

資産形成を目的に持ち家を購入する人もいますが、残念ながら中古物件の資産価値の減少は思ったよりも大きいんです。しかし、物件の資産価値には立地が影響します。

 

そのため、都内で駅が近いなどの立地が良い物件は資産価値が下がりにくいです。

 

また、空き家率の増加が問題となっている日本ですが、東京都は全国的に見て空き家率が低く、全国で3番目。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

将来的に持ち家を売却することになった場合、なかなか入居者が見つからないこともあります。しかし、空き家率が低い東京都なら、すぐに買い手が見つかる可能性があります。

 

上記のように、持ち家の短所である住み替えの難しさを東京都の持ち家ならカバーできるため、東京都では持ち家がおすすめです。

 

東京都で長く暮らす予定の人は、高い賃料を無駄にする前に不動産屋さんへ相談しに行きましょう。  

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