賃貸と持ち家の割合で優勢は?購入で失敗する人の特徴3選

「賃貸と持ち家の割合で多いのは?自分も今すぐ持ち家を買うべきなのか。」

賃貸と持ち家の割合は、持ち家の方が多いです。しかし、持ち家を購入するタイミングや購入するべきかどうかは人によって変わります。

今回は持ち家と賃貸の割合や、賃貸が向いている人の特徴などについて解説します。

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賃貸と持ち家の割合で優勢は?老後のことを考えるなら持ち家

日本では、持ち家と賃貸の割合は持ち家が優勢です。以下のデータは、持ち家割合の推移と持ち家・借家数をあらわしています。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

持ち家率の推移を見ると、30年前からあまり変わっておらず、日本では持ち家で生活することが多数派。

 

持ち家を持つことの大きなメリットは、老後の住居負担が軽減できることです。住宅ローンを完済するまでは大変ですが、定年退職までに完済できれば余裕のある老後を送ることができます。

 

以下のデータは、2003年と2018年の1ヶ月当たり家賃平均を比較したものと、増加の割合をあらわしたものです。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

上記の通り、15年前と比べて家賃の平均は上がっており、増加率は8.8%。仮に家賃が上がり続けるとすると、年金生活の老後に大きな負担です。

 

以上のように、老後のことを考えると持ち家を購入した方が安心。しかし、持ち家を購入した方がいいかどうかは、人それぞれです。

 

持ち家購入のタイミングを間違えてしまうと、持ち家を買ったことに後悔してしまう可能性も。そこで、次の章では持ち家購入で後悔する人の特徴を解説します。

   

賃貸と持ち家の割合は持ち家が勝利!持ち家購入で後悔する人の特徴3選

 

持ち家よりも賃貸が向いてる人は以下3選です。

 

・年収が安定していない人

・将来のプランが定まっていない人

・転勤、転職の可能性がある人

 

それでは一つずつ解説します。

 

・年収が安定していない人

 

住宅ローンには審査があり、年収が安定していない場合は審査が厳しくなる可能性があります。

 

以下は、住宅ローンを利用した人の世帯年収の割合です。

 

出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353155.pdf

 

最も多い層は年収400万〜600万で割合は40.3%(2019年度)。

 

年収でいくらなら審査に通過できるという明確な基準はありません。しかし、一定の年収があり、毎月一定額の返済を長期間することができるかが大切です。

 

また、賃貸の大きなメリットは収入に合わせて家賃を選ぶことができる点。年収が安定しない人でも家計に負担のない家賃を選択可能です。

 

・将来のプランが定まっていない人

 

持ち家を購入する時、将来のプランを立てることは重要です。

 

そのため、将来のプランが定まっていない時に持ち家を購入すると、後悔してしまう可能性も。

 

以下のデータは、住宅購入者の年齢割合をあらわしたものです。

 

出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353155.pdf

 

上記のデータから、最も割合が多い年代は30歳代。平均年齢は37歳〜43歳です。

 

たしかに住宅ローンを組むなら早い方が、完済も早く済みます。

 

しかし、20代前半では、まだ将来のプランが定まらないことも多く、結婚や出産など家族が増える可能性もあります。

 

住宅ローンの借入期間は長くて35年。定年までに完済することを考えると、30歳前半が借入に良いタイミングです。

 

また、住宅ローンの利息は残高に対して発生するので、借入期間が多いほど利息が多くなります。

 

将来のプランが定まるまでは頭金や諸費用を貯金して、頭金を多めにして借入すると負担を減らすことが可能。

 

頭金が多ければ審査にも通過しやすく、金利も低くなる可能性もあるので、お得に住宅ローンを借り入れることができます。

 

・転勤、転職の可能性がある人

 

持ち家のデメリットは、住み替えのハードルが高いことです。転勤や転職の可能性が大きい人は、場所が落ち着くまでは賃貸での生活をおすすめします。

 

マイナビ転職動向調査2020年版では、正社員の転職割合は増加傾向で、2016年の3.7%に比べて2019年は7%というデータがあります。

(出典:https://www.mynavi.jp/news/2020/04/post_22977.html

 

また、同調査で、転職は前向きな行動であると回答した人の割合は全体の68.3%。

 

終身雇用が一般的だった昔と違い、近年は転職への意識が変化しています。挑戦することはとてもいいことですが、転職で年収が減るリスクも考えて、持ち家購入は様子を見ましょう。

 

日本では持ち家割合が多い傾向ですが、今回解説したように賃貸が向いている人が無理をして持ち家を購入すると、後悔をしてしまう可能性も。

 

持ち家を購入するかどうかは、あなたのライフスタイルに合わせてくださいね。

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