【マンション購入の知識】入居までの期間や手続きについて徹底解説

「マンションを購入するには、入居までにどれくらいかかるのかな。」

購入するマンションを探してから入居までは、約1ヶ月半ほどかかります。

マンション購入の時にどんな作業が必要で、何にどれくらいかかるかを徹底解説していきます。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

【マンション購入】入居までの期間や流れを解説①情報収集

マンションを購入すると決めたら、まずは情報収集が必要です。情報収集は、どのようにしたらいいのでしょうか。

 

以下の表は、住宅金融支援機構が実施した住宅ローン利用者の実態調査から、住宅を購入した人が活用した情報源についてまとめたものになります。

 

住宅取得を検討するに当たって活用した情報源(複数回答)

 

   

参考:https://www.jhf.go.jp/files/400353606.pdf

 

マイホームを探すのに最も多くの人が活用したのは、インターネット。

 

また、同調査では、インターネットを利用した人がどんな情報を得たのか調査を行いました。そして、物件情報、住宅ローンの金利などをインターネットで調べる人が多数でした。

 

情報収集では、自分がどのようなマンションに住みたいか、譲れない条件などを明確にする必要があります。

 

以下の表は、新築マンションポータルサイト「MAJOR7」のマンショントレンド調査から、マンションを検討している人が譲れないポイントについてまとめたものです。

 

マンションを検討する際のポイントとして、参考にしてくださいね。

どうしても妥協できないポイント

 

参考:「MAJOR7」マンショントレンド調査

 

今回の調査は2020年、前回の調査は2015年に行われたものになります。大きく変わったのは、災害への意識が高まった人や資産価値へこだわる人が増えた点。

 

特に災害に関しては、大型の豪雨や台風が増えていることが影響していると考えられます。

 

また、住宅金融支援機構の住宅ローン利用者の実態調査では以下のようなデータがあります。以下のグラフは、住宅ローンを利用した人が、耐震性能に対してどれくらいのコストアップを許容できるかを表しています。

 

出典:https://www.jhf.go.jp/files/400353606.pdf

 

コストアップを容認できる人は全体の約95%。また、同調査では耐震性能を高めるために、コストアップを容認できる対応について具体的に質問。

 

高い耐震性能、地盤調査はコストアップしてでも強化したい人が多いという結果でした。

 

そして、気になる物件が見つかったら実際に現地を見にいきます。新築の場合、完成前に販売開始していることが多いのでモデルルームの見学。

 

中古の場合、まだ前の人が入居してる可能性があるので日程の調整が必要です。

 

不動産会社へ問い合わせる前に、ご自身の候補日を複数出しておき、内見時に重視したいポイントをリストアップしておきましょう。

 

【マンション購入】入居までの期間や流れを解説②手続き

 内見を済ませ購入を決断したら、入居のための手続きをしていきます。大まかな流れは以下の通りです。

 

 

上記の手続きが完了するまでは、約1ヶ月半ほど。それでは一つずつ解説していきます。

 

①申し込み・住宅ローン事前審査

 

住宅ローンの融資を受けられるか事前審査が必要。

以下のデータは、国土交通省の民間住宅ローンの実態に関する調査で、金融機関が審査で考慮する項目を表したもの。

 

出典:https://www.mlit.go.jp/common/001280466.pdf

 

健康状態、年齢、物件の価格など、金融機関は総合的に判断するため、明確な基準はわかりません。上記を参考にし、気になる項目がある人は改善するか、金融機関を複数選出しましょう。

 

②売買契約

 

売買契約は、買主と売主の間で行う。

申し込みから契約までに期間を要する理由は以下の2つ。

 

・売主の都合に合わせる必要がある

・事前審査に通過する必要がある

 

また、契約時には手付金を支払う必要があり、物件価格の20%以内の金額を買主と売主が話し合って決める。

 

③住宅ローン本審査

 

売買契約を結んだら、各金融機関の独自の基準で本審査。

 

④住民票・印鑑証明の異動

 

これらの手続きは、住宅ローンの契約のために必要。

 

⑤金融機関と住宅ローンの契約を結ぶ

 

金融機関と、金銭消費貸借契約・抵当権設定契約を締結する。

金銭消費貸借契約

 

 

抵当権設定契約

 

 

上記の契約を結ぶために、あらかじめ新しい住所に異動した住民票と印鑑証明を準備しておく必要がある。

 

⑦決済・引き渡し

 

住宅ローンの契約が済み、書類に問題がなければ融資が実行される。

 

購入価格の支払い、所有権を移転する手続きを済ませれば無事にマイホームが自分のものになる。全てが終了したら売主から鍵が引き渡される。

 

購入代金は当日中に売主へ着金する必要があり、銀行での手続きが必要なので、平日午前中に行われることが多い。

 

⑧引越し・入居

 

マンションの場合は、引越しトラックの駐車位置など規約がある可能性があるため、管理人さんに事前に日程の連絡などをしておく。

 

以上でマンション購入の検討から入居までの手続きが完了です。

 

マンションの購入は、銀行、役所での手続きや、売主との都合を合わせる必要があるため、ある程度の期間が必要になります。

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