戸建てを買うのが最適な場合【戸建てタイプ別の平均資金など】

「戸建てを買いたいけど、新築か中古どっちがいいの?自分にも買うことができるの?」

持ち家と言ったらマンションか戸建てか悩みどころですが、戸建ての中にも種類があります。また、どのような人が一軒家を買うのでしょうか。

戸建ての種類や平均資金などについて、これから解説していきます。

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実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

戸建てを買うならどんなタイプの戸建てがいい

戸建てとは一戸建ての家をいいますが、戸建ての中にも以下3種類に分かれます。まずはそれぞれの特徴の解説です。

 

①注文住宅

 

土地を購入して、建築会社と打ち合わせしながら建てる住宅。

部屋の広さ、洗面所やトイレの位置、キッチンのタイプなど自分で自由に決めることができる。

 

②分譲戸建て

 

一つの大きな土地を小分けにして、土地と住宅をセットで販売する。

 

大量生産することで、土地から購入して個別に注文する注文住宅よりも費用を抑えられる。間取りはあらかじめ決まっているので、自由に変更することはできない。

 

③中古戸建て

 

中古の一軒家。中古物件よりも新築の方が新しくて綺麗ですが、築年数が浅い中古戸建てを購入してリフォームすれば、新築戸建てと同じコストで広い家を買うことが可能。

 

それぞれに必要な資金の平均は以下の通りです。

 

出典:フラット35 利用者調査

 

戸建て住宅で最もコストが高いのは、土地付き注文住宅で平均資金4,257万。最も低コストなのは中古戸建で2,574万。

 

新築物件はコストがかかるので、お得な中古物件を購入してリフォームするのも一つの手段です。

 

マイホームの購入で戸建てを買うか、マンションを買うかは悩みどころです。しかし、戸建てを買う人の多くが並行検討するのは、戸建てということが以下のデータから分かります。

 

参考:住宅購入・検討者調査

 

上記からわかる通り、たとえば新築一戸建てを第一希望で検討している人の約4割は注文住宅を並行して検討。

 

そして、どの戸建てタイプを検討している人も、家を買うなら戸建て派と考えていることがわかります。

 

また、家を買う時には新築か中古かも悩みどころですが、新築を希望する人は新築を強く希望する傾向にあります。注文住宅と新築一戸建てで新築派の人は、約8割です。

 

一方で、中古一戸建てを選んだ人の新築派は約4割、その他4割はどちらでもいいとの回答でした。

 

中古の場合、築年数によっては設備が古く老朽化が早く、リフォーム費用が多くかかってしまうというデメリットがあります。

 

新築を希望する人は、多少高くても設備が新しい新築の戸建てを希望しています。

戸建てを買いたいという人は、まずはどのタイプの戸建てにするか検討してみてくださいね。

   

戸建てを買うのはどんな人?平均年収や住宅ローンの利用状況などを解説

戸建てを買うのはどんな人なのでしょうか。ここでは以下の観点から、戸建てを買う人の特徴を解説します。

 

①年齢

②世帯年収

③家族形態

④住宅ローンの利用状況

 

以下のデータは、それぞれの平均をあらわしたものです。

 

参考:住宅市場動向調査

 

まずは世帯主の平均年齢ですが、最も平均年齢が低いのは分譲戸建、最も高いのは中古戸建でした。ただ、平均年齢は上記の通り40歳前後ですが、同調査によるとどの建物も世帯主年齢で多いのは30歳代になります。

 

30歳代と言えば、結婚や出産を終えてそれぞれのライフプランが決まり、20代よりも仕事に慣れて収入が安定してきた人も出てくる年代ですね。

 

これから将来に向かって頑張る時期に戸建てを買う人が多いと推測できます。

 

また、居住人数で多いのは3.4〜3.5人。どのような世代の家族形態なのか以下のデータを利用して解説します。

 

出典:住宅市場動向調査

 

上記は高齢者の有無をあらわしたデータですが、分譲マンションで高齢者が住んでいる世帯はわずか9.9%。

 

分譲戸建住宅は大量生産の物件のため、物件によっては個別にバリアフリーに対応することが難しく、高齢者にとって住みにくい可能性があります。

 

注文住宅、中古戸建ての高齢者が住んでいる割合は、それぞれ約2割です。それでは、高齢者がいる世帯の内訳を見ていきましょう。

 

出典:住宅市場動向調査

 

内訳を見ると、注文住宅・分譲戸建住宅・中古戸建住宅の70%〜80%は他世代を含んでいて、平均高齢者数は1.5〜1.7人。

 

先ほど解説した平均居住人数は3.4〜3.5人なので、戸建てで高齢者がいる世帯は、3世帯もしくは2世帯での同居をする人が多いようです。

 

次に年収ですが、戸建てを買う人の平均世帯年収は約670〜740万ですが、年収の比率で多いのは400万〜800万でした。

 

次に、住宅ローンの利用状況についてです。以下は戸建てを買う人の住宅ローン利用有無と返済期間についてのデータになります。

 

参考:住宅市場動向調査

 

注文住宅と分譲戸建住宅を買う人の7割以上は住宅ローンを利用、中古戸建住宅は約半数でした。返済期間は27年〜33年が平均。

 

住宅ローンは返済期間が長いほど、借入額を多くすることが可能です。自分に戸建てが購入できるのか悩んでいる人は、住宅ローンの返済期間を長くすることも一つの手です。

 

また、新築だけでなく中古を検討することで、より広い物件を購入できる可能性があるので、一度不動産屋さんへ相談してみましょう。

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