「マイホームを持つなら戸建て住宅がいいけど、相場はいくらくらい?」
戸建て住宅の相場は、住宅のタイプや地域によって大きく変わります。また、戸建て住宅の中でも注文住宅が人気ですが、人気の理由はなんでしょうか?
今回は、相場や戸建て住宅を選ぶ人の理由などを解説します。
戸建て住宅の相場はエリア・タイプで変わる!戸建てを選ぶ理由とは?
戸建て住宅には、大きく以下3つのタイプがあります。
土地付き注文住宅…土地から購入し、住宅メーカーと打ち合わせをしながら一から建てる戸建て住宅。設計は自由に選ぶことが可能。
分譲戸建て住宅…一つの大きな土地が分割され、その中の一区画を土地と建物のセットで購入。間取りなどはあらかじめ決まっている。
中古住宅…中古の戸建て住宅。同じ資金で、新築よりも広い家を購入できることがメリット。
戸建て住宅を選択する人は、以下の理由で選択しています。
上記は、それぞれの建物タイプで最も多かった回答です。同じ戸建住宅でも、選択する理由はそれぞれ違うことがわかりますね。
また、戸建て住宅の相場は住宅の種類・地域ごとに異なります。以下は、住宅種類・地域ごとの戸建て住宅の平均所要資金。
出典:フラット35 利用者調査
当然ですが、最も相場が安いのは中古戸建て住宅。中でもその他地域では2,000万代の前半です。
そして、最も高いのは土地付き注文住宅。その相場は全体的に4,000万以上。中でも関東圏はほぼ5,000万です。
中古戸建て住宅と土地付き注文住宅では、倍以上の差がありますね。
注文住宅は費用がかかりますが、各地方で人気が高いことが特徴。以下は注文住宅を検討している人の割合です。
出典::株式会社リクルート住まいカンパニー 住宅購入・建築購入者調査
どの地域でも約半数以上の人が注文住宅を検討していて、特に東海地方は7割が注文住宅派です。
注文住宅が人気の理由は、その選択理由からわかります。以下は、設備等に関する選択理由の上位3つを抜粋したもの。
注文住宅の場合、自由にデザインを選ぶことができるだけでなく、安全性や快適さも他の住宅よりも高くすることが可能です。
日本は地震や台風などの自然災害が多いため、人々が安心して暮らせる住宅が人気の秘訣のようです。
戸建て住宅の予算は年収で変わる
戸建て住宅を購入する時、一括購入しない限り、物件価格は住宅ローンの借入額と頭金で決まります。毎月返済できる住宅ローンの額は年収によって限りがあるため、年収は住宅ローンの融資を受けるために大切な要素。
また、意外と忘れがちなのは諸費用。諸費用は戸建住宅の物件価格の他にかかる、税金や手数料のことです。諸費用は住宅ローンに組むことができますが、将来の負担を考えて、できる限り準備しておくことをおすすめします。
つまり、購入できる戸建て住宅の予算は、頭金+住宅ローン借入額+諸費用の準備ができる範囲ということになりますね。
特に土地付きの注文住宅を購入する人で、住宅ローンに諸費用も組みたい人は要注意。
住宅ローンの融資実行は、建物が完成してからになります。
しかし、以下のように、融資を受ける前にまとまった支払いが必要だからです。
⚫️融資が実行される前(建物が完成する前)に必要なお金
・土地契約時の手付金
・土地引渡しの残金決済
・建築請負契約の手付金
・着工時の着手金
・中間金
上記のお金を支払わなければ、工事がスムーズに進みません。戸建て住宅を検討している人は、諸費用をできる限り準備するようにしましょう。
戸建て住宅を選択するなら長期優良物件がおすすめ
注文住宅を検討中の人は、バリアフリー、耐震性が高い、高い省エネ性能を持つなどの長期優良物件がおすすめです。
長期優良物件の住宅を建てることで、以下のメリットがあります。
・住宅ローン減税の控除額上限が最大400万から最大500万へ引き上げられる
・建設費などに対して補助金を受けられる可能性がある
・住宅ローンの優遇金利を受けられる
・長く良い状態を保ことができ、老後も快適に過ごすことができる
国は質の高い住宅の普及に力を入れているため、質の良い物件を建てると通常の戸建て住宅よりもお得です。
興味がある人は、不動産屋さんへ相談してみてくださいね。
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