戸建てを買う時に多くの人が重視するポイント【広さや耐震性など】

「戸建てを買う時は、何を基準に決めればいいのだろうか」

低金利が続いている近年、家を買うにはいいタイミングです。しかし、前々から考えていたものの、いざ買う時になると何を基準に決めたらいいか悩みますよね。

今回は、新居を購入した人が実際に重視したことをもとに、戸建てを買うポイントの解説です。

戸建てを買う時に多くの人が重視するポイントを徹底調査

ここでは、株式会社リクルート住まいカンパニーと住宅金融支援機構の調査をもとに、多くの人が住まいを買うときに重視するポイントを解説。

 

戸建てを買う人には、現在の家に何かしらの改善したい点があります。まずは、新居を購入検討している人の前の家の課題点を解説します。以下は、新居で解決したかった元の住まいの課題上位10位。

 

出典:住宅購入・建築検討者調査

 

資産性や広さ、駅からの距離など、大きな偏りがなく、人によって解決したい点は様々なことがわかります。それでは、実際に住宅を取得した人が重視したポイントは何でしょうか。

 

以下のランキングは、住宅ローン利用予定者が、住宅取得時に特に重視したこと上位8位です。 

 

参考:住宅ローン利用予定者調査

 

こちらの結果は大きく割れており、価格・費用を重視した人が全体の74%。続いて間取りや立地、耐震性能となります。

 

先ほどの住宅購入検討者との共通項目は、以下の通りです。

 

・広さや間取り

・価格や費用

・生活環境や治安

・耐震性

 

次の章では、上記の4つのポイントに焦点を当てて解説していきます。

   

戸建てを買う時に多くの人が重視する【4つのポイント】を解説

ここでは前章で解説した通り、戸建てを買うときに多くの人が重視する以下4つのポイントを解説します。

 

・広さや間取り

・価格や費用

・生活環境や治安

・耐震性

 

①広さや間取り

 

結婚や子供の出生のタイミングで戸建てる人は多いです。今後も家族が増える予定はないか、子供が大きくなった時に十分な広さかなど、将来を見据えた広さや間取りを検討しましょう。

 

また、毎日の料理が少しでも快適にできるように、キッチンの広さや使い勝手も確認することが大切。

 

実際に生活してからでないとなかなか気がつかない以下の点も、内見時に確認しておくことをおすすめします。

 

・収納スペースは十分な広さか

・コンセントの位置

・窓の位置

・水回りの設備

 

内見時から実際に生活するときのことを想像して、細かいところまで確認してくださいね。

 

②価格・費用

 

住宅ローンを組む予定の人は、入居後の固定資産税やリフォーム費用などの維持費を含めて返済できる予算で検討しましょう。

 

また、前章の調査結果で解説した、解決したかった前の住居の課題では、「資産性がなく、住居費がもったいない」という意見が第1位でした。

 

賃貸ではいくら家賃を支払っても、自分のものにはなりません。資産を形成できることは、戸建てを買うメリットですが、戸建ての資産価値の減少スピードは思っているよりも大きいことに注意が必要。

 

以下のグラフは、中古マンションと木造戸建住宅の資産価値の減少をあらわしています。

 

出典:リフォーム市場の現状

 

中古マンションに比べて木造戸建住宅の減少スピードは大きく、築20年で20%以下です。

 

もちろん不動産価値は立地や老朽化の度合いにもよります。しかし、もしも将来売ることが前提の場合は、戸建てよりも駅から近いマンションを検討することをおすすめします。

 

③生活環境や治安

 

生活していく上で、治安や利便性はとても大切です。特に以下の点を確認しましょう。

 

・病院

・図書館や市役所などの公共施設

・スーパー、コンビニ、薬局

・交通量

・昼間だけでなく夜の治安

 

また、電車で通勤する人は駅からの距離が大切です。しかし、戸建ては駅から少し離れた住宅地にあることが多く、戸建てを検討する人は、駅からの距離よりも広さを重視する傾向があります。

 

以下のデータは、広さと距離のどちらを重視するかの割合をあらわしています。

 

出典:住宅購入・建築検討者調査

 

全体を見ると広さ派と駅距離派はほぼ同じくらいですが、戸建てを検討している人は駅からの距離よりも広さを重視する傾向です。

 

戸建てを買う人は、広い家に住みたいという考えがマンションよりも強いことがわかりますね。

 

④耐震性

 

戸建てを買う人が重視するポイントに、耐震性や立地などの安全性があります。以下のデータは、住宅ローン利用予定者が立地で重視することです。

 

出典:住宅ローン利用予定者調査

 

最も多くの人が重視するポイントは、地盤が強固な土地かどうか。地盤が緩ければどんなにしっかりした家を建てても安全とは言えないですよね。

 

そのために、可能であれば基礎工事からしっかりと立ち会うことをおすすめします。

 

そして、以下のデータは耐震性能を高めるために費用をかけてでもすることと、どれくらいのコストアップを容認できるかをまとめたものです。

 

出典:住宅ローン利用予定者調査

 

半数以上の人が、お金をかけてでも丈夫な高い耐震性能の家を望んでいます。また、耐震性能を高めるために10%以上のコストアップをしてもいい人は、全体の約7割。

 

地震大国の日本では、戸建てを買う人のニーズは高い耐震性能のある丈夫な家です。

あなたも戸建てを買う時は、今回解説したポイントを参考に、後悔のない家を探してくださいね。

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