住宅ローンはいくら借りれるか 【解説】

住宅ローンをいくら借りれるについて解説します。
持ち家選びの中で念頭に置いていただきたい部分なのでインプットしていただければ幸いです。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

年収別の住宅ローンの借り入れ可能額

本記事では、住宅ローンをいくら借りれるかに関して、年収や月々の返済額を住宅金融支援機構のHPのシミュレータを元に試算し、目安となる表を作成しています。

 

通常は住宅ローンの借り入れ可能額は、年収の5倍が目安とされています。

 

例えば、年収500万円の方は2500万円が借入可能額の目安になります。

 

もう少し詳細をみていくことにしましょう。

 

次の表は、住宅金融支援機構のHPのシミュレータから、年収別に住宅ローンをいくら借りられるか試算したものです。

 

現在フラット35の適用金利は1.31%ですので、その金利がベースになっています。

 

出典:住宅金融支援機構のHP

 

例えば首都圏周辺物件の平均的な住宅の価格帯は 3500万~4500万円程度が相場ですので年収400万円の方ですと、少なくとも30年返済、年収600万円の方で25年返済が必要であることがわかります。

 

ちなみにこの適用金利は 自己資金が1割以上の方であることに注意してください。

 

1割未満の方は現在の適用金利は1.57%となっており、この場合例えば、年収500万の方が30年返済で借り入れ可能な金額は4184万円と155万円少なくなります。

 

このように年収以外に、自己資金の割合や、固定、変動金利種別、金利の相場による適用金利も住宅ローンをいくら借りられるかに効いてきますので、注意が必要です。

 

毎月の返済額別の住宅ローンの借り入れ可能額

次に月々の返済額からの借り入れ可能額を見てみましょう。

 

前例と同じく、住宅金融支援機構のHPのシミュレータから、毎月の返済額別に住宅ローンをいくら借りられるか試算したものです。

 

出典:住宅金融支援機構のHP

 

毎月8万円の返済だとフラット35の最長35年の返済期間でも、2693万円であり、自己資金と合わせて3000万円程度の物件が目安と言えます。

 

毎月12万円だと4040万円ですので、4500万円程度の物件に手が届きます。

 

毎月の返済以外に賞与(ボーナス)併用払いも可能ですが、昨今のコロナ禍で、企業業績によっては賞与は流動的になってしまうリスクがあります。

 

返済負担率の目安  

 

ここまでは、年収や毎月の返済額からの試算が中心でしたが、実は、住宅ローンをいくら借りれるかの大事な指標には、他の借り入れ案件や年齢(つまりは返済期間)以外に返済負担率というものがあります。

 

返済負担率とは、年収に占めるローンの返済額の割合のことを言います。

 

利用する住宅ローンや年収などの条件により、返済負担率は変わります。

 

返済負担率の上限は30~35%と定めている金融機関が多いものの、無理なくローンを支払っていくためには、25%を目安にしておくと安心です。

 

ちなみに住宅金融支援機構では、以下の規定がありますので確認が必要です。

 

出典:住宅金融支援機構のHP

 

ただしこの返済率には収入を合算できる場合があり、また対象のローンは、住宅ローン以外の、例えば、教育ローンや自動車ローン、

 

リボ払い等のカードローンも含む点に留意しましょう。

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