【相場】戸建て購入の手付金はいくら?

希望の戸建てが決まり、いよいよ申し込み、契約と進んでいく中で、聞き慣れない言葉をたくさん聞くと不安になる人も多いですよね。

知識を事前に持っておけば、いざと言うとき契約がスムーズです。今回は、手付金に関して知っておくと良い知識や注意点などをわかりやすく解説します。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

戸建て購入に役立つ!手付金・申込金・頭金の違い解説

戸建て購入時によく耳にする、手付金・申込金・頭金は何が違うのだろうか。それぞれ解説していきます。

 

手付金はキャンセル時のために支払う

 

手付金とは、戸建て購入を決定し、契約する際に支払うものです。買主が一方的に契約解除をする時、既に支払ったお金を受け取らない代わりに、契約をキャンセルできると言うものです。

 

また、売主が一方的な契約解除をした場合はあなたに返金され、更に同額を売主があなたへ支払います。

 

 

頭金は戸建て購入代金へ充当する

 

頭金は住宅購入の金額に充当することが目的。支払うことは必須ではなく、いくら支払わなければいけないと言う決まりもありません。

頭金が多ければ住宅ローンの借入額が少なくて済むので、コツコツ頭金を貯金をしてマイホームを買うのも一つの手です。

頭金の目安は一般的に、戸建て購入金額の10% or 100万円

 

申込金は戸建て購入の意思表示のために支払う

 

申込金は申込時、戸建て購入の意思があることを示すものです。

申込金の呼び方は不動産会社によって異なります。

家を買う時、申込後に契約と言う流れですが、契約前にキャンセルした場合、申込金は返金されます。

 

戸建て購入の手付金はいつ・誰に・いくら支払う?疑問を全て解決

 

手付金はいつ・誰に・いくら支払うのか気になるところですよね。ここでは戸建て購入時に多い質問の解説です。

 

戸建て購入の手付金はいつ・誰に払う?

 

契約する時に、家の持ち主に現金で支払うものです。不動産会社が仲介している場合も、支払い先は売主になります。

 

しかし、大金を銀行で引き出し、契約時までに保管するにはリスクを伴いますが現金納付が業界の慣習です。

 

手付金はいくら払う?金額はどうやって決まる?

 

金額は基本的に、あなたと売主が話し合って、双方が合意した金額ならいくらでもOKです。戸建て購入では100万が一般的で、売主と相談すればそれよりも少額で大丈夫です。

 

売主が不動産会社の場合は、上限が20%と決まっています。下限はないので、双方が合意すれば0円でもOKと言うことになります。

 

ローンから払うことはできないので、契約時までに用意しておくことが必要。

 

住宅ローン特約では手付金が戻ってくる

 

手付金返金のケースとして、住宅ローン特約が適用される場合があります。

戸建て購入の契約を結んだ後、やむを得ない理由で買主が契約キャンセルしなければいけないことがあります。それは、借入審査に落ちてしまった場合です。

 

事前に借入の審査ができないのかと疑問に思うかも知れませんが、戸建て購入までの流れは以下のようになります。

 

住宅ローンの審査流れ

 

①申し込み

②借入の事前審査

③事前審査承認後に手付金の支払い・戸建て購入の契約

④契約後に借入本審査

⑤借入本審査通過後、住宅ローン契約

 

ほとんどの場合、住宅ローンの事前審査が通れば本審査も通ります。しかし、万が一契約後の本審査で落ちてしまった場合、買主はローンを組めなかったのに支払いを迫られます。

 

そんな時、買主を守るために、契約は白紙、手付金は返金となる仕組みです。これが住宅ローン特約。

 

ただし、住宅ローン特約が適用されるのは、あなたに落ち度がなかった場合です。本審査に落ちた理由が買主の責任の場合は、住宅ローン特約適用外で手付金没収。

 

その他適用されない場合もあるので、不動産会社に事前に確認しましょう。

 

戸建て購入の手付金は支払い時期・金額に注意

 

戸建て購入の手付金支払いで注意する点は以下2点です。

 

注意点①支払日が早すぎるのはNG

注意点②金額が大きすぎるのはNG

 

支払日が早すぎた場合、売主が倒産や音信不通になるなど、手付金が戻ってこない可能性があります。銀行で事前に振り込む場合は、前日など直前がおすすめ。

 

不動産購入までの道のりは長いですから、気が変わってキャンセルしたくなるかも知れません。その場合は手付金が返ってこないので、金額は低めにするのことがおすすめ。

 

新築戸建て購入の場合は不動産会社が売主です。営業担当に、手付金ことを事前に相談するとやり取りがスムーズに進みます。

 

  

まとめ

 

今回は、手付金について基礎から注意点まで解説しました。

まとめると、以下の通りです。

 

・キャンセル時に戻ってこない

・手付金は家の持ち主に契約時支払う

・住宅ローン特約で返金されることがある

・支払日が早すぎたり、金額が多すぎたりしないよう気をつける

 

戸建て購入の際、普段聞き慣れない言葉が多く不安になってしまうこともあると思います。事前に知識をつけておくことで、不安を最低限に抑えることが可能です。

 

今回の記事で少しでも、あなたの不安を取り除けたら幸いです。

友だち追加

合わせて読みたい記事