「戸建ての購入を検討しているけど、マイホームを買うにはどうしたらいいかわからない。」
多くの人にとって、マイホームの購入は初めてです。戸建てを買うには何から始めれば良いのか迷いますよね。
戸建てを買う時に大切なことは、ライフプランを立てることと、情報収集です。今回はそれらについて解説していきます。
戸建てを買うにはまずは何から始める?【人生のプランニング編】
冒頭で解説した通り、多くの人にとってマイホームの購入は初めてのことです。
以下のデータは、マイホーム購入検討状況についての調査結果になります。
出典:リクルート
上記のデータでは、74%の人が住宅の購入が初めてという結果でした。
そこで今回は、戸建てを初めて買う人が、戸建てを買うには何から始めたら良いのかを解説していきます。
まず大切なことは、人生のプランニングをすることです。将来のイメージができていないと予算を考えたり、家の広さを考えたりできないため、まずはあなたの人生プランを考えましょう。
人生プランとは、たとえば以下のようなものです。
・子供の人数や教育プラン
・老後の資金準備方法
・一生住み続ける家なのか、住み替える予定はあるのか
など
人生プランがイメージできたら、それをもとに家とお金について考えましょう。
戸建ての場合、間取りや物件の種類を決めることが必要。
・新築or中古
・新築の場合、注文住宅or分譲戸建て
・注文住宅の場合、土地付きor住宅のみ
注文住宅とは、ハウスメーカーと話し合って自分の好みに合わせて建てる戸建て。分譲住宅は一つの土地に複数の家を建てるスタイルで、あらかじめ内装が決まっています。
物件の種類によって、予算も大きく変わります。以下のデータは、マイホームを初めて買う人の平均購入資金です。
出典:https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
上記の通り、注文住宅と中古戸建て住宅では約1,200万の差があります。
次にお金についての解説です。戸建てを買うには、多くの人は住宅ローンを利用します。以下のデータは、建物の種類別の住宅ローン有無の割合です。
出典:https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
注文住宅や分譲戸建て住宅の新築の場合、70%以上の人が住宅ローンを利用しています。この住宅ローンの借入で気をつけることは、完済できる額の借入をすること。
そのためには、返済負担率を年収の20%以内におさえることがポイントです。返済負担率とは、年収に対して年間の借入返済額の割合。
以下のデータは、住宅ローン年間返済額と、返済負担率をあらわしています。
出典:https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
以下は、年収・返済負担率別の年間返済額を計算したものです。住宅ローンの借入額を検討する時は、20%以内におさえることをおすすめします。
また、戸建ての物件価格予算は、住宅ローン+頭金で決まり、その他に事務手数料などの諸費用(物件価格の5〜10%)の準備が必要です。
予算について考える時、戸建てを購入後の維持費や、子供の成長に合わせて将来生活費が増加することなどを含めて、その額で問題ないか考えましょう。
頭金について考える時は、残すべきお金を考慮することがポイント。残すべきお金とは、病気・減収時の緊急生活費、老後のたくわえなどです。
それらを手元に残して余る額を頭金にまわすと、購入後も安心です。
戸建てを買うには何から始める?【イメージができたら具体的に検討
前章で人生プランのイメージをし、戸建ての希望や予算を決めたら、具体的に以下のものを考えていきましょう。
・入居までの流れを確認し、計画を立てる
・住宅ローンの金融機関はどこにするか
・ハウスメーカーのサンプル、モデルハウスで具体的に考える
・入居までの流れを確認し、計画を立てる
物件が決まってからの大まかな流れは、下記です。
申し込み・住宅ローン事前審査
↓
売買契約・住宅ローン本審査
↓
物件の引き渡し
入居までの大まかな流れを確認し、いつまでに何をするのか目安の時期を決めましょう。
・住宅ローンの金融機関はどこにするか
住宅ローンの融資を受ける金融機関をどこにするかは、各金融機関をじっくり比較して決めると安心です。
金融機関は複数候補をあげると、万が一審査に通過できなかった場合も慌てずにすみます。
金融機関の候補を出す流れは以下の通りです。
①金利タイプを決める
金利タイプは、変動金利・当初固定金利・長期固定金利の3種類。
変動金利は市場の影響を受けて金利が変わるため、返済額は都度変わります。
当初固定金利は、一定期間は金利が固定、一定期間経過後はその時の金利が適用。固定期間は選択できるので、返済額の変動リスクを一定期間避けたい時におすすめです。
長期固定金利は返済開始からずっと金利が固定されるので、返済額は一定。
②金融機関を比較する
金利が決まったら、各金融機関で金利を比較します。
その時に、金利だけでなく団信の内容も比較すると◎。
団信とは、住宅ローンの返済残高を保障するための保険です。契約者が亡くなった時などに保険が適用されますが、内容は金融機関によってさまざま。
・ハウスメーカーのサンプル、モデルハウスで具体的に考える
あなたの希望がある程度決まったら、カタログやモデルルームで具体的に考えましょう。
戸建てを買うには不動産会社などのプロに相談することはもちろんですが、ある程度自分で情報収集をしたり、ライフプランを持つことで、より良い家探しをすることが可能です。
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