これから住宅ローンを借りたいと思っているけど、借りる際に年齢制限や年収についての決まりとかあるのかな?
いざ住宅ローンを借りるとなると、実際どれくらい借りられるのかとか、本当に借りられるかとか不安になりますよね。
また、年収は様々ではありますが、おおよそ400万円を境に、返済の仕方やローンの組み方に変化が出ると言えます。
そのあたりを、こちらの記事でご紹介したいと思います。
◆住宅ローンの借入、年齢の目安ってある?
これからまさにマイホームをゲットするという時に、すでに大金を持っていてキャッシュで買えるという人は少ないでしょう。
ですから、多くの人は住宅ローンを活用しているというのが実態です。
とは言え、何歳まででも借りられるかと言えばそうでもないので注意が必要です。
多くの金融機関が住宅ローンの完済年齢75歳~80歳前後までと決めているため、これを踏まえても遅くとも、40歳前半までには借りたほうがいいということがわかります。
なぜなら、住宅ローンの借入期間は最長35年だからです。
例えば、30歳で購入すれば65歳までに完済すればいいということになり、まだまだ現役で働ける世代でもあるため、返済計画が立てやすいということになります。
反対に、40歳で住宅ローンを活用するということになれば、最長の35年だと完済時の年齢が75歳となり、その年齢でフルに働けるかといったら可能性としては少し下がります。
ですから、25年〜30年で返済するというような流れになったりするため、多くの人が30歳前半までに借りたいと考えることが多いようです。
◆審査が通りやすいのは?
多くの金融機関が融資をする際の目安として気にしているのが「健康状態」です。
なぜなら、民間金融機関の場合は住宅ローンを組むためには「団体信用生命保険」といういわゆる住宅ローンに対する生命保険に加入する必要があるからです。(フラット35は不要です)
もちろん高齢になればなるほどそのリスクが高まってくるという現実があります。
ですから、一般的に完済年齢の目安とされる65歳を基準にして、退職金の推定学、退職後も仕事をすることができるかどうかなどを踏まえた上で、健康観点的には30歳〜40歳くらいの人が審査に通りやすいと言われています。
◆40代以降に借りることもできる?
住宅ローンを組むさいの大まかな年齢としては、40代が最年長ということでしたが、40代を過ぎても住宅ローンを組む必要が出てきたという人もあるでしょう。
完済時の年齢を考えると、やはり毎月の返済額が多くなるため家計にも無理が生じます。
ですから、できるだけ頭金を多く準備して、無理のない返済をすることが大切です。
若い世代と比べた際のメリットとして、計画的な貯蓄がしやすくなっている人が多いという点があげられます。
また、退職金を利用するという手段もありますから、前もって自分の退職金がどれくらいあるのかを確認した上で、今後返済が可能であろう金額を借りていくというのも良いでしょう。
何よりも大切なのは、いくら借りられるかではなく、いくら返していけるかというポイントであることを忘れてはなりません。
◆年収はどれくらいあればいい?
住宅ローンを借りるとなると、気になってくるのが年収の問題ですよね。
実際のところ、どれくらいの年収の人が借りているのでしょうか。
もっとも多い世帯年収としてあげられるのが400万円〜600万円と言われています。
とは言え、400万円以下の方でも、もちろん住宅ローンを組むことができます。
例えば、全期間固定金利の「フラット35」という商品を使えば、年収ごとに返済比率が設定してあるため、将来的な支払い計画も立てやすく、妥当な借入額も見えやすくなっています。
また、年収が高いからといって無謀な額を借り入れるということも気をつけなければなりません。
年収はあくまで目安であって、実際のところはしっかりと計算、シミュレーションをすることが大切になります。
まとめ
このように、住宅ローンを借りるにあたっては、おおよその年収と年齢の目安があることがわかりました。
とは言え、年収が低いからと、年齢が進んでしまったからといって諦める必要はなく、それぞれの年齢、年収に合わせた住宅ローンの借入手段があることも理解しておくと良いでしょう。
合わせて読みたい記事