マンションの物件探しから契約、全ての工程が完了するまでにかかる期間は大体1か月~1か月半かかります。
途中の契約内容やタイミングで、大幅に変わることもあります。
本記事では、マンション購入の流れと契約してから入居するまでの期間について、詳しく解説します。
1 契約から入居までの期間はどれくらいかかるのか
物件探しも含めて、実際にマンション入居するまで大体1ヶ月~1ヶ月半ほどかかります。
物件探しと並行して住宅ローンの申し込みや価格交渉を行う場合は、入居までの期間が短くなる場合があります。
ただし、流れがきちんと把握できていないと、途中で資金不足になり、予定よりも時間がかかることもあります。
マンション購入の取引をスムーズに進めるためにも、よく把握しておきましょう。
2 物件探し
不動産を購入するにあたり、必要な予算を立ててみましょう。
予算の大まかな目安は、年収の6~9倍ほどです。
予算が決まったら、インターネットで物件を探して、候補を絞ります。
なお、複数の不動産業者が同じ物件を扱っている場合があります。
物件が3・4個に絞り込めたら、問い合わせを行ったうえで、物件の内覧に行きましょう。
3 購入申し込み(事前審査)
はじめに、購入の申し込みが住んでから事前審査を行うまでの流れと大体の日数を確認しましょう。
物件の購入申し込み
↓
事前審査
(結果が出るまで最大で1週間)
↓
重要事項の説明・売買契約
↓
住宅ローン申し込み
↓
本審査
(結果通知まで2~4週間)
↓
住宅ローン契約
↓
融資実行・決済
購入する物件が決まったら、不動産業者へ住宅ローンの事前審査の見積もりを行います。
基本的には事前審査を先に行います。
結果を比較するため、事前審査の段階では複数の銀行に審査を依頼しましょう。
これを行うことで、合否の判断だけでなく、ローン金利の優遇幅や借入可能額を知ることが出来ます。
しかし、事前審査は結果が出るまで最大で1週間ほどかかります。
すぐに売れてしまいそうな人気の物件だった場合は、事前審査よりも購入の申し込みを先に行っておいた方が良いケースもあります。
状況に応じてどちらを先にするか決めましょう。
その後に、「この物件に決めます!」という意思を伝えたうえで、購入の申し込みをします。
購入の申し込みは契約ではなく、購入の意思を伝えるものになりますので、購入予約ともよばれます。
中古物件の場合は申し込んだ順に、値下げなどの交渉もできるようになります。
なお、販売されてから1年以上たっている物件は、大幅な値下げ交渉も可能となる場合があります。
4 売買契約
購入申し込みから事前審査を経てから、いよいよ売買契約に進みます。
売買契約を交わす際には、物件価格の3~10%の手付金が必要となります。不動産会社が売主の場合、手付金は20%以内に収めるように規定されています。
物件価格の一部とはいえ、手付金は金額が大きいですので、収入印紙代とともに、事前に銀行振り込みによって決済する形となっています。
売買契約では、売買契約書と重要事項説明書に目を通します。この2点は内容が重なる部分が多くありますが、記載内容に相違がないか、よく確認しておきます。
この時点で万が一、契約を破棄することになった場合には、手付金は買主に全額わたることになります。
逆に売主側から契約を破棄された場合は、手付金倍返しと違約金のルールにより、手付金の2倍の解約手付が与えられます。
ただし、買主側が代金支払いの提示を行ったり、売主が既に代金を受け取ったりした場合には、手付金による売買契約の解除はできなくなりますので、注意が必要です。
5 住宅ローンの申し込み
売買契約を結ぶことで、ようやく住宅ローンの申し込みが行えるようになります。
売買契約が既に行われているのに、住宅ローンの借り入れが出来なかった場合はどうなってしまうのかという疑問があるかと思います。
万が一、既定の期限までに住宅ローンの審査が通らなかった場合には、契約を撤回できるという決まりが売買契約書の中にあるので、心配は無用です。
住宅ローンには金利があり、常に動き続けています。
金融機関を選ぶ際には、金利の低いタイミングをよく見て決定しましょう。
中古マンションの場合。契約から入居までの期間が短い場合が多いです。
審査が通ったら、なるべく早めに、決済や引っ越しに向けた準備を進めましょう。
6 決済
住宅ローンの決済は引き渡し時に実行されます。
まとめ
以上となります。
いかがでしたでしょうか。
マンションの購入の際は、同時並行で行われる契約で相違が起こらないよう、次の段階を事前に意識しながら進めることが重要です。
また、契約にかかる日数は不動産会社によってばらつきがあります。
日程にズレが出ないように、事前に確認しておきましょう。
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