長らく賃貸マンションで生活をしていると、いっそのこと購入してしまった方がいいのではないかと思うのは自然な流れですね。
マンションを買った場合と、賃貸のままで暮らす場合とどちらがお得だと言えるのでしょうか。
詳しく調査してみましたのでご覧ください。
◆賃貸家賃との比較
このまま一生マンションを借りて暮らそうが、思い切って買ってしまおうが、どっちにして必要になってくるのが居住費です。
例えば50年の間、同じ家で生活したとして、借りたマンションの場合と購入の場合の居住費を比べてみたらどうなるでしょうか。
●現在の家賃と比べてみよう
マンション購入を検討する時に、まず比較対象になるのが現在生活している賃貸マンションの家賃です。
今の家賃と同じ住宅ローン額/月に頭金を入れた場合に目安
なるマンションの価格(住宅ローン額)見えてくるというわけです。
以下の表をご覧ください。
こちらでわかるように、今の家賃と同額の支払いでも戸建とマンションを買うことが十分に可能ですよね。
マンションと戸建ての価格に差がでるのはマンションの場合、物件の値段だけでなく、管理費や修繕積立金といった固定費がかかってくるためです。
さらに、戸建・マンション共に、税金や保険料など個別にかかってくるものがあることを念頭に置いて物件選びをすることが大切です。
続いて下記の図をご覧ください。
このように、マンションを借りて暮らす場合は、生活のスタイルで物件を変えることで居住費を抑えることができます。
また、マンションを購入するよりも借りる方が高くなるパターンもありますが、安い建物を選んで引っ越すことで、総居住費をマンションを買った場合よりも抑えられるといったメリットがあるパターンも起こり得ます。
しかし、マンションを買った場合の何よりの利点は、買った物件は資産として手元に残るという点が挙げられます。
逆を言えば、賃貸の場合は何も財産が残らないといったデメリットがあると言えるのです。
◆家計にとってのメリットとデメリット
家計を見た場合、マンションを買うのと借りるのとではどちらにメリットがあるのでしょうか。
それぞれの不利益な点も踏まえて比較してみました。
まず、マンションを購入する場合のデメリットの一つとして、賃貸にはかからない初期の必要経費がかかる点が挙げられます。
例えば、賃貸の場合は、敷金・礼金・仲介手数料等が借りる前の費用としてかかりますが、多くても家賃の6ヶ月程度のため、総額が数十万程度となります。
ところが、購入するとなるとそうはいきません。
まず頭金で買う物件の10〜20%程度が必要となり、その他の購入時にかかる諸費用で3%から10%が必要になると言われています。
つまり、買った段階で数百万円が必要となるという計算になります。
この点でいうと、賃貸の方がメリットがあるように見えますね。
それでは、同じところに長く暮らしたパターンを考えてみましょう。
マンションを買うことを選択した場合、住宅ローンの返済が終わってしまえば生活にかかる費用がぐっと減ります。
しかし、借りているマンションに暮らした場合は相変わらず家賃の支払いが続くため、老後の支出は若い頃と変わらないといったデメリットがあります。
この点を踏まえると、老後のために生活費に加えて居住費も蓄えておく必要があるということになります。
◆老後のメリットとデメリットについて賃貸と購入でまとめてみた
先ほどの章でもお伝えした通り、マンションを借りる場合の不利益な点として老後の費用の点が挙げられました。
そこで、老後にかかる費用も踏まえて、マンションを借りる場合と買った場合とを比較してみましょう。
メリットとデメリットも見えてくると思います。
まず、借りているマンションの場合は人生に起こる様々な出来事や、収入の増減を踏まえて引越しをすることで、自分にあったライフスタイルを選択するといったこと可能となるといった利点があります。
ある意味気楽ではあると言えるでしょう。
しかし、老後のことを考えると、ある程度の貯蓄が必要となり、その額は1000万円を超えると言われています。
反面、マンションを購入した場合は、老後もマイホームとしてお金の面でも気楽になり気兼ねなく安心して暮らすことができるといった利点があります。
まとめ
マンションを借りるにしても、購入したとしても、どちらにもメリットとデメリットがあることがわかりました。
とは言え、将来的なことを考えると、資産として残り、支払いの面でも老後の不安が減るといった点を踏まえると、マンションを買った方が良いと言えるかもしれません。
自分のライフスタイルや、家族のことなどを考えた上で、自分自身に見合った物件選びを検討しましょう。
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