新しい住居を構えたいと考えた時、マンションにするか戸建てにするか迷いますよね。
この記事ではマンション購入のメリットとデメリット、戸建て購入のメリットとデメリットをご紹介していきます。
マンション購入のメリット
セキュリティ
オートロックなどのセキュリティ面は抜群です。
戸建てでも出来なくはないかもしれませんが、かなりお金がかかってしまいます。
管理会社が共用部の掃除などをしてくれるので楽ちん。
これもマンションで暮らす上での安心ポイントの一つですね。
管理会社が管理してくれているおかげで、快適にマンションライフを送ることが出来ます。
段差などがないので、小さい子供や高齢者でも安心
マンションのゆかは基本フラットになっているので、足元が不安な高齢者や小さいお子さんでも、段差に躓く心配がありません。
マンション購入のデメリット
マンションを購入したいと考えた時に気になることといえば
- 維持にお金がかかる
- 近所同士の騒音
- 暮らす上でのルールが多い。
- 駐車場料も別途払わなくてはいけない
などのデメリットです。
ひとつずつ解説していきます。
維持にお金がかかる
マンションの維持費用の内訳は主に次のようになります。
- 管理費
- 修繕積立金
物件によって金額に差はありますが、管理費と修繕積立金を合わせると毎月2~3万円程度になります。
月々払い続けるとなると、結構お財布に厳しいですよね。
管理費はマンションの廊下など共用部分の電気代や、清掃の為の費用として必要なものです。
管理費を払っているおかげで、快適なマンション暮らしができるようになってます。
共有部分とはいえ、自分が住んでいる建物が汚いのはやっぱり気が滅入っちゃいますからね。
ちょっと費用がお高く感じるかもしれませんが、快適に暮らすためには必要な出費なんです。
そして修繕積立金は、名前のとおりマンションの修繕に使われるお金です。
いざという時、マンションの不備を直せるように管理会社がマンションの住民から回収したお金を貯めているんですね。
建物ってどうしても老朽化であちこちボロが出てきちゃいますから、定期的にメンテナンスすることは安全のためにも必要と言えるでしょう。
一方戸立てには、管理費や修繕積立金を払う必要がありません。
マンションに住む場合と比べると、毎月2~3万円抑えられるということになりますね。
ただ、自分で管理をしなければいけないという大変さもあります。
マンション同様の快適な暮らしをするためには、ホームセキュリティを導入するようになるでしょうし、住宅の修繕も自分で判断して業者に依頼しなくてはいけないのです。
自分で手配した分、マンションで暮らす場合よりも費用が高くなってしまうこともありますので注意してくださいね。
近所同士の騒音
マンションは、部屋同士が壁一枚で分けられた構造になっています。
そのため、騒音によるトラブルが戸建てと比べると多いのです。
お隣だけでなく、上の部屋や下の部屋にも気を使わなくてはいけません。
一度トラブルになってしまうと、関係がこじれて面倒事に巻き込まれる可能性も高いです。
契約する前に、売主さんや不動産会社にお隣さんのことやトラブルの有無などを確認しておきましょう。
暮らす上でのルールが多い
マンションには管理規約があります。
楽器の演奏禁止だとか、ペットは飼っちゃいけないだとか制約が多いのです。
リフォームは一応許可されているかもしれませんが、窓の位置などを変えるのは無理ですし、『理想のお城』を築くことは出来ないんですよね。
意外と知らない方が多いですが玄関扉は共用部分なのでアレンジは原則不可です。
こういった自由度の面では、やっぱり戸建ての方に軍配が上がります。
駐車場の料金を払わなくてはいけない
マンションの契約では、貸し出している駐車場のスペースを別途お金を払って借りるようになります。
マンションによっては、自分で月極駐車場を探さないといけないこともあるでしょう。
戸建てには駐車場が付いていることがほとんどなので、駐車場料金を払う必要がありません。
戸建て購入のメリット
ポイントはマンションのデメリットにあたる項目がほぼないことです。
騒音トラブルになりにくい
マンションのように部屋自体がくっついているわけではないので、音による面倒事は避けられるでしょう。
小さいお子さんがいるご家庭には嬉しいポイントですよね。
住宅を自由に設計できる
リフォームもリノベーションも自由自在。
二階から吹き抜けにしてみたり、大きな窓をつけてみたり、思い描いた理想のお城を実現することが出来ます。
管理費と修繕積立金がない
ここが最もメリットだと思います
管理は自ら行います。
決定権は自分にあるので修繕は必要ですが、最小限・最低コストを追求することができます。
駐車場代が0円
これは当然ですね。
駐車スペースがある物件がほとんどなのでかかりません。
戸建て購入のデメリット
ここからは戸建てに住む場合のデメリットをご紹介します。
自分たちで管理をしていく必要がある
自由度が高い代わりに、庭の手入れや窓からの侵入対策など、自分たちで考えて実行していかなくてはいけません。
- 清掃
- メンテナンス
- セキュリティ対策
これらを実行していく必要があるので、結構面倒ではありますよね。
シロアリ対策や雨風対策など万全の準備を自らする必要性があります。
マンションと戸建てのメリットとデメリットをまとめるとこうなります。
戸建ては騒音トラブルが起きにくく、自由に暮らすことが出来ますが、管理などをすべて自分たちでしなくてはいけません。
忙しい方や面倒くさがりの方にはあまりむいていないと言えるでしょう。
対してマンションは、セキュリティ面や共用部の管理など、管理会社のおかげで快適に暮らすことが出来ます。
床がフラットなので高齢者の方でも安全です。
ただし、管理規約による制約が多いので、ルールに縛られたくないという方には向いていません。
自分がどれを重視するのかじっくり検討して、購入を決めてくださいね。