マンション購入における住宅ローン申し込みの流れ
欲しい物件が見つかったら「この物件を購入します」という意思表示として「購入申込書(買付証明書)」を提出します。
中古マンションの場合、価格交渉もこのタイミングで行います。
ほとんどの場合、申込みは事前審査通過前提の先着順です。
詳細な優先順位は下記です。
1.現金購入者
2.銀行事前審査の通過者&フラット35の本承認通過者
3.それ以外の方
上記順番なので購入を決めたら素早く動く事が肝心です。
中古物件の購入を希望する場合は、購入を申し込んだ後から買主様に代わり不動産会社が価格や条件などについて売主様と交渉します。
・住宅ローンの事前審査
住宅ローンを利用する方は、申し込みの前か同時に事前審査を受けます。
通常は1日~1週間程度で、借り入れの可否および借り入れできる金額が分かります。
物件の申込順位の1位を取るためにここを早く通しておくことは非常に重要です。
<準備するもの>
・身分証明書(控え)
・健康保険証(控え)
・直近の源泉徴収票(控え)
・印鑑(認印)
また、住宅ローンは金融機関により審査の条件や保障内容、提供サービスが大きく違います。
ネット銀行がカンタン&回答が早いのでおすすめです。
重要事項説明&売買契約
対面面談で所要時間は約2時間です
事前審査が通り買付が受理されて、次は「重要事項説明&売買契約」に向けて動きます。
売買契約の前に必ず行われる「重要事項説明」は、マンションの購入にあたって最も大切な工程です。
重要事項説明は、マンションの購入契約を交わす前に宅地建物取引士により行われ、購入希望の物件に関わる権利・法律・状態・設備について、説明するものです。
重要事項の説明後に売買契約です。
売買契約書の内容は、重要事項説明と重なる箇所もありますが、きちんと説明をしてお客様に理解していただいてから契約を行います。
売買契約時には手付金が必要になるので、予めご用意が必要です。
100万円が一般的な手付金額かと思います。
また、買主様都合で売買契約を解除する場合、手付金は戻らないので注意が必要です。
売買契約の内容は、前もってよく確認しておくことが大切です。
マンション購入における住宅ローン本審査と金銭消費貸借契約の申し込みの流れ
重要事項説明を行って売買契約を交わしたら、次は住宅ローンの本審査を受けます。
住宅ローンの本審査でチェックされるのは主に「物件にローンの担保としての価値が十分にあるか」「契約者がローンを返済できる状態であるか」という点です。
個人情報(住民票など)以外の必要書類は不動産会社が用意してくれるので安心してください。
借り入れを行う金融機関が最終審査を行い、通常は1週間~2週間程度で結果が分かります。
事前審査をパスしていれば、ほとんどの方が問題なく通過します。
本審査通過後に銀行と金銭消費貸借契約を交わします。
住宅ローンの融資を行う金融機関とお客様の間で交わす契約の事を金銭消費貸借契約といい、金利や支払い期間などを決めます。
対面かリモートで所要時間は30分~1時間
形式は銀行次第ですがネット銀行はオンラインか電話が多いです。
そういった理由からも住宅ローンはネット銀行が効率的ですね。
決済(引き渡し)
最終段階の決済(引き渡し)となります。
決済とは、先に支払った手付金以外の残代金や諸費用を支払う事をいいます。
住宅ローンを利用の決済は金融機関の営業中に行います。
平日の午前9時から午後1時の間に行う事が一般的です。
平日にお仕事を持っている方には休暇を取得する心づもりでいましょう。
決済の当日は、住宅ローンの融資を受ける金融機関にて、買主様・売主様・弊社・金融機関・司法書士などが立ち合い以下の手順で行います。
金融機関から買主様に対して、住宅ローンの借り入れ額の全額を振り込む
↓
借り入れ額の中から、売主様へ売買代金などを支払う
↓
売主様より、物件の登記と鍵の引き渡しを受ける
↓
司法書士が登記申請を行う↓
所要時間は約30分~1時間です。
物件が正式に買主様の物になります。
まとめ
住宅ローンを利用する場合のマンション購入の流れについて説明しましたが、いかがでしたか。