独身男性のマンションを購入のメリットとデメリットを解説

マンションは高額の買い物。あとで失敗したと思わないように独身男性のマンション購入のメリット・デメリットを知っておくことが大切です。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

増える独身男性

 

 「平成30年版 少子化社会対策白書」より

 

内閣府の統計によると1972年に最高の婚姻件数約110万件を記録した後、徐々に減少し、2016(平成28)年は、62万531組になりました。

 

結婚年齢もだんだんと上がっていき、50歳時点で未婚の男性の割合が2015年で23.4%、つまりほぼ4人に1人が未婚という結果です。

 

離婚や死別などを含めるとかなりの人数が1人でいる可能性があります。

 

マンションなど住宅を購入するタイミングは、一般的に結婚や第一子の誕生、第一子の入園入学などです。

 

しかし、きっかけがないと住宅を購入しないままになってしまう可能性もあります。

 

しかし早めに購入しないと、定年退職後も返済し続けなくてはならない結果に。また住宅ローン時に団信(団体信用生命保険)の加入が難しくなると住宅ローンが組めなくなる可能性もあります。

   

独身男性はマンションを購入すべき?メリットとデメリット

 

メリット1:老後の住宅費が抑えられる

 

日本人の平均寿命は男性の場合、2019年のデータによると81.41歳です。定年退職後に16年間生活することを想定してライフプランを立てる必要があります。

 

賃貸マンションであればその間、賃料を支払い続けなくてはいけません。しかし、30代〜40代でマンションを購入し、退職前に完済しておけば、老後の住宅の出費が管理費と修繕積立金、固定資産税のみです。月に換算しても多くて3万円程度でしょう。

 

3万円で借りられるところを考えると、購入したマンションの方がずっと質が高く、退職前の生活レベルを維持できます。

 

メリット2:老後に住む場所が確保できる

 

購入したマンションはずっと安定して住み続けられます。

 

ある程度の年齢になると希望の住宅を借りられなくなる可能性があります。住宅のオーナーが高齢者、特に単身の高齢者を嫌がる傾向があるためです。

 

孤独死や家賃の不払いの可能性を恐れている一部のオーナーが存在します。以前に比べると、現在は高齢社会で比較的問題が解決しつつありますが、それでも実際のところ賃貸が難しく困っている人が多い傾向です。

 

国土交通省の「多様な世帯が安心して暮らせる住まいの確保に向けた当面の取組みについて (参考資料)」によるとオーナーの70%が積極的に断ることはないが、どちらかというと拒否感を持つと答えています。

 国土交通省:多様な世帯が安心して暮らせる住まいの確保に向けた当面の取組みについて (参考資料)」

 

メリット3:資産になる

 

マンションは、売却や賃貸が可能です。

 

マンションを購入することのデメリットとしてライフシーンが変わった場合にマンションが足かせになると言われていますが、資産価値のあるマンションを購入することで、マンション購入はメリットになります。

 

結婚してもう少し広いマンションに住みたくなった場合は、賃貸に出すか売却をすることも可能です。

 

また老後は実家に住むことを選択した場合は、すでに完済しているはずですから、賃貸料がまるまる収入になります。

 

そのためには、資産になりうるマンションを購入することが大切です。

駅に近く、広すぎず、小さすぎない販売・賃貸がしやすいタイプのマンションを選びましょう。

 

メリット4:住みやすいようにリフォームできる

 

購入したマンションならご自分の好きなようにリフォームできることもメリットです。壁や床材など好みに作り替えたり、趣味を充実させるためのコーナーを作ったり。

 

また独身で高齢になると自分でなんでもできるようにすることが必要です。バリアフリーにし、安全な住宅にし、快適な老後を迎えたいものです。

 

住みやすいように自由にリフォームできることも購入したマンションのメリットです。

 

デメリット1:売りたくても売れない場合がある

 

単身者用のマンションは売りにくい傾向があるといわれています。

 

まだ独身でマンションを購入するということが少数派だからでしょう。

一生住み続けると思っていても、人生は何があるかわかりません。

売却しやすいマンションを購入することが大切です。

 

売りやすい物件の条件は次の通りです。

 

  • 利便性の高い路線の駅に近い
  • スタンダードな間取り
  • 修繕積立金が十分で管理が行き届いている
  •  

デメリット2:収入が下がって返済できなくなる

 

突然働いていた会社が倒産することも絶対ないとは言い切れません。収入の変化で返済が大変になることもあります。

 

負担が大きくなった場合、賃貸なら簡単に引っ越すことも可能です。しかし購入したマンションではそうはいきません。

ある程度余裕を持ったプランで購入することが大切です。

 

デメリット3:隣人とのトラブル

 

賃貸であれ、購入したマンションであれ近隣の住人とのトラブルは自分ではどうにもなりません。

 

賃貸マンションなら引っ越しすればすみますが、購入したマンションの場合は簡単に引っ越せないということがデメリットです。

 

売却や賃貸をしやすい資産価値のあるマンションを購入することでデメリットは克服が可能といえるでしょう。  

友だち追加

合わせて読みたい記事