「そろそろ家を購入したいなと思うのだけど、内覧から引き渡しまでどれくらいの期間かかるものなのかな。大体の目安がわかると、安心して家選びができるんだけどな。」
こちらの記事では、家を購入するにあたってどんな手順を踏むのか、どれくらいで引き渡しまでに至るのかを解説していきます。
◆家購入の大まかな流れを把握しよう
念願の自分の家を購入するとなると、スムーズに進めて早くマイホームで暮らしたい気持ちになりますよね。
家を購入する前に、物件探しから引き渡しまでの大まかな流れを把握しておきたいところです。
下記の図をご覧ください。
こちらは、中古マンションを購入する場合の流れをまとめたものです。
このように、家を購入するにあたっては、様々な手順が必要になってきます。
期間もそれぞれの項目によってある程度かかってくることがわかります。
もちろん、中古物件を買うのか新築を建てるのかなど、場合によって期間の変化はあるので注意は必要です。
また、物件に関わる流れだけではなく、住宅ローンに関する手順も加わってくるので、確認しておきましょう。
次の章から、それぞれの手順についての流れをご紹介していきます。
◆物件選びから契約まで
人によって違いが一番出てくるのが、物件を選ぶまでの期間です。
もちろん一目惚れという展開もあるかもしれませんし、長い期間をかける人もあるでしょう。
とはいえ、あまりにたくさんの物件を下見し過ぎても、結果的に迷ってしまう原因になりかねませんので、物件探しにかける期間は、おおよそ1ヶ月くらいまでと目安を持っておくと安心です。
そして、物件が決まればここで住宅ローンの手続きも開始しなければなりません。
住宅ローンでは、まず初めに事前審査が行われます。
事前審査に通過して初めて、物件購入の売買契約がなされるのです。
住宅ローンに関わる期間だけを抽出した表をご覧ください。
一般的な流れをまとめたものですが、このように、各審査ごとに時間がかかってくることがわかります。
まず、事前審査には3〜4日程度必要となります。
ですから、早い人でも家を選ぶところから売買契約を結ぶまでは1週間程度見ておくとよいでしょう。
◆契約から引き渡しまで
いよいよ売買契約となると、住宅ローンも本審査へと進みます。
本審査の結果が出るまでは、おおよそ1週間くらいかかります。
本審査に通過し、金銭消費貸借契約を結ぶことで、ようやく家を購入する本番を迎えたと言えるでしょう。
この際に、手付金や初期費用として現金も必要となってくるので、準備をしておかなければなりません。
そして、内覧を行い、契約と違うところはないか、直しておくべきポイントはないかをチェックすることで引き渡しへと進んでいきます。
ここで、不良箇所が見つかると、引き渡しまでの間に修正が行われるのです。
そして、いよいよ引き渡しです。
先の表でもお分かりいただけるように、引き渡し時に残金決済という項目があります。
つまり、売買契約時に支払った手付金を除いたお金を、このタイミングで精算する必要があるのです。
ここで住宅ローンにて借入し、不動産会社に振り込みを行うということになります。
こうして初めて、引き渡しがなされるのです。
ここで、資金に関する流れは終了となります。
とはいえ、住宅ローンの支払いは長い付き合いとなりますから、長い目で考えておく必要があります。
また、登記の手続きもありますので、物件購入の流れとしては引き続き手順を踏まなければなりません。
しかし、引き渡しが行われることで、晴れて、鍵をもらい「自分の家」が手に入るということになります。
まとめ
ご覧いただいたように、一言に「家を購入する」と言っても、様々な手順を踏み、最短でも1ヶ月程度はかかるということを理解しておく必要があります。
もちろん、購入に至るまでにも検討事項が盛りだくさんですから、1ヶ月で引き渡しまで到達するという人は少ないと思われます。
早くにマイホームを購入したい気持ちはわかりますが、物件自体はもちろん、立地のことや資金繰りなどもしっかりと理解した上で決めていくことが重要です。
そして、スムーズな流れで家を購入するためにも、前もって購入の流れを把握しておくことをおススメします。
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