住宅ローンの審査を受けるとなると、細かな必要書類など落ち度がないか心配になりますよね。
実際に大金を借りることになるので、必要なものはいくつもあります。
なんども役所等に足を運ぶのも手間ですから、審査を受ける前にしっかりと把握しておくことをおすすめします。
◆事前審査に必要な書類について知ろう
住宅ローンの融資を受けるには、まず事前審査を通過しなくてはなりません。
審査の際には必要となってくる書類がいくつかあります。
住宅ローン自体は、様々な銀行や金融機関が商品化しているサービスですが、だいたいどこの銀行も同じような書類を提出するようになっています。
もちろん、各銀行によって若干の違いがありますので、必ず確認はする必要があります。
また、雇用形態によっても必要書類が異なりますので、以下の表をチェックしてください。
ご覧いただいてわかるように、どんな人でも必要な書類として、本人確認資料や物件資料があります。
このうち、物件資料は申し込みする人が準備できるものではなく、不動産会社が用意するものですから、事前に不備なく預かる必要があります。
この辺りについては、不動産会社は日々業務内でしていることですから、きちんと相談すれば間違いなく準備をしてくれると思います。
各金融機関から提示された必要書類についての資料を確認してもらうと安心かと思われます。
そして、個人事業主や会社経営者共に、その所得がわかる資料が必要となってきます。
個人で経営している人の場合は、会社員と違って所得に浮き沈みがあるので、三期分の資料が必要となってくることがポイントとなります。
特に決算書は、財務諸表や附属の明細などの全ての書類が必要となります。
個人事業主の確定申告書も同じことです。
どちらも三期分ですから、結構な書類量になります
よって不備が出やすいのもこの部分になりますので、何よりも注意が必要です。
少しでも足りなければ審査が始まらないので、不備がないように慎重に用意をしましょう。
◆忘れてはいけない本人確認
住宅ローンを借りる上での必要資料を出したなら一安心と言うわけではありません。
もちろん、書類がそろえば事前審査は開始ということにはなりますが、ここで大事な本人確認が行われることを忘れてはいけません。
在籍確認と呼ばれるチェックで、勤務先の電話に住宅ローンの借入先から連絡が入ります。
ここで、きちんと電話に出ることで、書類にて提出した勤務先が間違いなく正しい情報であることを確認されるというわけです。
事務職の人などはいいですが、営業職など現場に出ることが多い人は、会社にいる時間帯などをしっかりと銀行に伝えておくことで、在籍確認がスムーズに進みます。
◆どれくらいで結果がわかるの?
書類提出、在籍確認が終われば、ようやく住宅ローンの事前審査が金融機関にて執り行われることとなります。
そうなると、次にきになるのはどれくらいで審査結果がわかるかどうかということです。
書類に不備さえなければ、おおよそ2〜3営業日で結果が出るというところが多いようですが、長く見積もっても1週間くらいと思っておくといいでしょう。
しかし、書類に不備があったりすると、連絡があり、また整え直さなければならないということになりますので、審査結果もずれ込むということになります。
さらに、内容が不明瞭だったりとなると、電話等にて確認されることも起こり得ますから、不備や添付忘れがないようにしっかりと前もって準備をしておくことが大切です。
まとめ
こちらの記事でお分りいただけたように、住宅ローンの事前審査をうけるためには、何よりも書類を不備なく用意することが大切になります。
金融機関とのやりとりは、交渉次第でなんとかなると思っている方もあるかもしれませんが、まず初めの関わりは書類からということになるのです。
自分の人となりを数字で見てもらうことで、安定して支払いができる人物かどうか、貸付をしても問題ないかどうかが判断されていることを忘れてはなりません。
事前審査がスムーズに通ることが、次の本審査へと繋がりますので、住宅ローンの審査をかける前に、まず必要な書類を金融機関に確認しておくことをおすすめいたします。
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