【根強い人気】戸建てはマンションよりも多数派!比率を比較!

戸建てとマンションの比率は戸建てが約5割、マンションが4割です。

そして、広さを重視するなら圧倒的に戸建てですが、マンションの広さも増加傾向にあるのはご存知でしょうか。

また、資産価値で見ると、マンションの方が劣化が少ないと言うデータがあります。

今回は建物の総数や広さなどの比率を比較して行きます。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

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【戸建て・マンション】比率が増加傾向にあるのはどちらか

 

戸建てかマンションの比率で増加傾向にあるのはマンションです。マンションの比率とともに、東京都や大阪などでの高層マンションも増えています。

ここでは、建物別の比率や高層マンションの地域別戸数などについての解説です。

 

増加傾向にあるのはマンション

 

総務省の「平成 30 年住宅・土地統計調査」によると、建物別の住宅割合は以下の通りです。

 

“住宅の建て方別住宅数の比率 -全国(平成30年)

参考:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf

 

全体的に見ると一戸建てが多数派ですが、マンションも4割以上を占めています。

注目すべきなのはマンションの増加比率。

 

同調査によると、昭和63年には1,141万戸だったマンション戸数は増加し続け、平成30年には2倍以上の2,334万戸になりました。

 

東京都・大阪府のマンションは高層化している

 

増加し続けているマンションですが、高層マンションの比率も増加しています。

特に増加が進んでいるのは東京都、大阪府。

 

東京都にある15階以上の高層マンションは25万戸で全体の約27%、大阪府は20万戸で全体の約21.7%。

伸び率に関しては、15年前と比べてそれぞれ東京都は約3倍、大阪府が約2.5倍です。

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf

現在は戸建てが多数派ですが、高層マンションを含めた共同住宅が増加しているので、今後はマンションが戸建てを上回るかも知れませんね。

続いては、各建物の広さの推移について解説していきます。

  

広さ重視なら戸建て!マンションとの広さの比率推移

 

マンションは戸建てに比べて、建物を維持するための手間がかからないことがメリットですね。

しかし、戸建ての魅力は何と言ってもその広さ。

 

戸建てを選ぶ人の中には、広い家に憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、戸建て、マンションそれぞれ広さの比率はどう推移しているのかを解説して行きます。

 

以下のグラフは、住宅辺り延べ面積の推移を表したものです。

2018年のデータでは、戸建てが126.63m2、マンションが51.14m2になります。

 

面積では圧倒的に戸建てが広く、共同住宅の倍以上です。

しかし、推移を見ると戸建ては2013年に比べて減少しており、マンションは増加傾向にあります

 

出典:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf

 

マンションの広さは戸建てにはかないません。

しかし、マンションの面積は増加傾向にあり、共同住宅でも、より広い部屋に住みたいと言うニーズに合った物件が増えてきているようです。

続いては、建物の経年劣化について解説します。

 

【注意】戸建てとマンションでは経年劣化の比率が違う

 

  

マイホームを持つ時に注意したい点は、建物の資産価値が年数とともに劣化する点です。

戸建ての場合、マンションよりも短期間で資産価値が劣化し、劣化の幅も激しいです。

 

以下のグラフは国土交通省が「中古住宅の流通、リフォーム市場の現状」で公表している「中古戸建て住宅の価格査定の例」になります。

戸建ての資産価値が急激に下がっているのがよくわかりますね。

“中古戸建て住宅の価格査定の例

 

出典:https://www.mlit.go.jp/common/000135252.pdf

 

以下の表は、上記グラフをもとに比率をわかりやすく示したものです。

 

中古戸建て住宅の資産価値の推移

参考:https://www.mlit.go.jp/common/000135252.pdf

 

戸建ては10年後に資産価値の半分以下になり、30年後には8%以下になってしまいます。

例えば購入時に5,000万円の戸建ては、10年後に2,250万円、30年後に400万円になる計算です。

 

一方でマンションは、10年後は約85%、30年後は約40%。

購入時5,000万円であれば、10年後に4,250万円、2,000万円です。

 

もちろん上記はあくまでも試算なので、目安でしかありません。

資産価値には立地や地域、建物の傷み具合などさまざまな要素が関係します。

ただ、将来少しでも売却したいと考えている人は、資産価値についてよく検討することがおすすめです。

 

まとめ

 

今回は戸建てとマンションの比率や、広さの推移などについて解説しました。

まとめると以下の通りです。

 

・マンションの比率は増えている

・戸建ての方が広いが、マンションの面積も増えている

・経年劣化の比率は建物によって変わるので、検討する際に気をつける

 

マンションと戸建てでは戸建てが多数派ですが、マンションの比率も伸びています。

建物の劣化は避けることができないので、将来売却予定がある人は資産価値についてもよく考えてくださいね。

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