新しく住宅を構えようと考えた時、まず悩むのは「賃貸にするか、それとも持ち家を購入するか」というところですよね。
今回はどちらにしようか悩んでいる方のために、賃貸と持ち家の割合についてお伝えします。
みんなのお家事情を知ることで、自分はどちらにするべきなのか参考にしてくださいね。
持ち家と賃貸の割合
持ち家派の方が圧倒的に多いですね。
やはり賃貸ではなく、自分の家を買うことで腰を落ち着けたいということなのでしょう。
家を買うこと自体が、男性にとってのステータスのように扱われることもあります。
人生で一番高い買い物になる方も多いでしょうが、持ち家を買うことで家族に快適な暮らしを与えることができるので、購入するメリットは大きいです。
将来、子供にそのまま譲り渡すことも可能ですしね。
しかし、最近ではこの住宅事情に大きな変化が現れ始めています。
持ち家を持ちたがらない人が増えている
近年、持ち家を持たずに賃貸で暮らす人が増えています。
今までならば持ち家を持ち始めるのは大体30歳~50歳くらいの年代が多かったのですが、この年代ですら持ち家を持つことを拒否しているのです。
ちょうど結婚して子供が大きくなってきたころの年代ですね。
子供の成長を見て、「そろそろ家を買うか」と考え出すのが一般的なパターンでした。
なせ持ち家率が下がってきているのか。
理由としてあげられるのが、
- 離婚率の上昇
- 晩婚化の上昇
- 定年の引き上げ
の3つです。
要するに婚姻関係が不安定になり、さらには長く働き続けなければいけないことによって「将来が不安。大金を払いたくない」という心理が働いているんですね。
持ち家のメリットとデメリット
ここまで読んでくださった方は、「結局、持ち家と賃貸どっちがいいの?」となってしまっていることかと思います。
どちらがいいかは、人それぞれの生活スタイルによって変わってくるので一概には言えません。
住居を探す時に『何を重視するか』をしっかり意識して考えていかなくてはいけないのです。
では、ここからは判断材料として持ち家のメリットとデメリットをお伝えしていきます。
持ち家のメリット
持ち家は言うまでもなく自分自身の持ち物です。自由自在にカスタマイズできますし、注文住宅にすれば間取りすらも思いのままです。
また、収入によって住居の心配をしたりと行ったことがなくなります。何より、賃貸はいくら住んでも、自分の資産とはならないため勿体ないと感じる人には、持ち家がおすすめです。
さらに、持ち家は賃貸よりも設備などが整っているケースも多いです。
最近の新築住宅には耐震性や耐久性がバッチリ備えられているので、一生安心して住むことができます。
持ち家のデメリット
持ち家のデメリットと言えば、一番に思いつくのがやはりすぐに引っ越せないと言うところでしょう。
周囲の環境に不満があっても、簡単に引っ越すことはできません。
また、自分の持ち物であるがために設備に不具合があれば自分で修理をしなくてはいけません。日本は地震大国と言われるほど自然災害多い国です。
災害によって破損した場合、修理費用はかなりの金額になってしまいます。
地震保険や火災保険に入っていたとしても、それなりの出費は覚悟しておく必要があるでしょう。
そして何より、購入時に大金を用意しなくてはいけなくなるので、ハードルが高いとも言えます。
賃貸のメリットとデメリット
次に賃貸のメリットとデメリットをお伝えします。
賃貸のメリット
賃貸だと、好きなタイミングで好きな場所に引っ越しができるので持ち家を買うよりも敷居が低く、自由度が高いところがメリットと言えます。
ご近所トラブルや日当たり問題なども、賃貸なら手軽に引っ越しできるので、快適な暮らしを手に入れやすくなります。
また、持ち家のように固定資産税を払う必要もありません。
賃貸のデメリット
賃貸物件には少人数向けのものが多く、家族で住もうと思うと手狭に感じることがあります。
ファミリー向けのものもあるにはありますが、探すのがとても難しいです。
また、多くの賃貸物件はリフォームどころか壁に釘を打つことすらも禁止されています。
自分好みの暮らしを送るということはまずできないと考えていいでしょう。
なにより、家賃を払い続けなくてはいけないので、万が一働けなくなってしまった時の不安も残ります。
まとめ
今回は、持ち家と賃貸の割合や、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
現在、持ち家の割合の方が多いですが、その割合は賃貸の方が多くなりつつあります。
その理由は
- 離婚率の上昇
- 晩婚化の上昇
- 定年の引き上げ
などです。
持ち家にするか、賃貸にするかはメリットとデメリットを理解してじっくり検討しましょう。
持ち家のメリット・デメリット
賃貸のメリット・デメリット