食材には「いまが食べどき!」という旬の時期があります。では、マンション購入には「今が買いどき!」というベストなタイミングはあるのでしょうか。今回は、マンション購入の時期について詳しく解説します。マンションを購入を考えている人は、以下より一緒に学んでいきましょう。
マンション購入者の年齢、年収の平均は?
マンションを買った人の平均の歳、稼ぎはどれくらいなのでしょうか。
それは国土交通省住宅局が「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」 という報告書にまとめています。
その内容から年齢、年収を見てみましょう。
・年齢
表を見てみると、分譲マンションの場合は、購入した人の年齢は44.1歳が平均、一番多いのが全体の38.6%を占める30代という結果です。
そして、中古マンションだと平均年齢は47.2歳、40代が最も多く29.5%で、分譲マンションと比較すると平均年齢が上回っています。
以上の結果でわかるのは、購入した人の年齢で多いのは30代から40代ということです。
この年齢は、社会的地位もあり収入が安定している、家族の人数が増えるファミリーが多めなので、この年齢でマンション購入に踏み切る人が多いといえるでしょう。
・年収
分譲マンションの場合、購入した人の年収は798万円が平均、中古マンションを購入した人の平均年収は632万円となっています。
分譲マンションで一番多い年収は全体の22.7%である600〜800万円、中古の場合は31.2%の400〜600万円で、当然ながら中古だけに分譲よりは低い年収です。
分譲・中古を合わせると、マンションを買った人の年収は、平均して400〜600万円ほどになります。
・マンションに住んでいる人数
分譲マンションの場合、マンションに住んでいる平均人数は、2.9人です。最も多い人数は全体の34.7%である3人となっています。
中古マンションに住んでいる人数の平均は2.8人、多い人数は32.5%を占める2人です。
しかし、人数が3人、4人の割合も大きいので、マンションを買った理由は家族が増えたからというところが少なくないといえます。
子どものことも考慮してマンション購入の時期を考えよう
マンション購入は、買う人の年収や年齢、そして家族が増えるタイミングも重要です。そして、マンション購入は、子どもの成長の時期によってメリット・デメリットが発生します。
どのようなメリットとデメリットがあるか、以下の解説で見てみましょう。
・子どもがまだ手がかかる時期のマンション購入
マンション購入が子どもが生まれて間もない頃の場合、マンションを2回も購入する余裕がある家庭はないでしょうから、マンション購入をした地域が家族の移住地になります。
そのため、子どもにとっては物心着く前から地元の友だちができて、長い付き合いをつくれるでしょう。
また、お母さんにとっても、自分と同じ同じ小さい子供を持つママ友ができやすく、近所付き合いをスムーズに構築できます。
ママ友同士で育児の悩みを共有することもできて、家族ぐるみの深い付き合いが実現するでしょう。しかし、もし今以上に家族が増える可能性がある家族は、購入したマンションが狭くなってしまうかもしれないデメリットがあります。
そのため、今後子どもが増えるかわからない家庭は、早めにマンションを購入するのはリスクがあるといえるでしょう。
・子どもが小学生になった時期のマンション購入
子どもが小学生になったときにマンションを購入した場合、マンションの住所が小学校の範囲であれば問題ないですが、そうでない場合は転向しなければいけません。
転向した場合に発生するのは、それまで付き合いのあった友達との別れ、新しい小学校に転入という環境の変化です。
どんな場所でも順応できる、すぐに友だちがたくさんつくれる子どもであれば大丈夫ですが、そうでない場合は子どもに決して小さくないストレスが発生するでしょう。
その反面、小学生の下に子どもが生まれた場合、家族にぴったりのマンションを選べば、家族の人数に見合った住居、子ども用の部屋のある住居が用意できます。
頭金なしでもマンションは購入できる?
マンション購入の夢をかなえるために一生懸命貯金をしている、という人もいることでしょう。しかし、マンション購入のための頭金を用意していなくても、マンション購入は可能なのです。
頭金を支払えばそれだけローン残高が減って利息の額も減るので、頭金なしだと高い利息を支払うことになると考えている人もいるでしょう。
しかし、ローンは繰り上げ返済も可能なので、それを実行すれば頭金ありのローンの利息と比べても、それほど利息に差がないケースもあります。
そのため、時間をかけてマンション購入の費用を貯めるより、時期を選ばずに欲しい物件があったら頭金なしですぐに購入するという選択もあることを頭に入れておきましょう。
自分に見合った時期を見付けて、悔いのないマンション購入を!
マンション購入は、既婚・独身という自分の立場によって、時期が大きく異なるといえます。
既婚者の場合は、自分ひとりの都合ではなく同居人のことも配慮して、いつごろ購入したほうがいいか決めなくてはいけません。
独身の人であれば、1人でいろいろと考えているといつまでたっても購入できない場合もあるので、思い切っての決断も大事といえます。この時期に購入して損をしたという後悔をしないようにしましょう。
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