住宅ローンを以前組んだ時は、良く分からなくてとりあえずすすめられたプランを選んだけど、今思うともっと良いプランあったかも…と後悔していませんか?住宅ローンを組むなんて、人生で何度もある訳ではないので無理はありません。
良く分からないだけに、借り換えをして失敗するのは怖いですよね。
そこで今回は、見直しをする時のポイントや注意点などを徹底解説していきます。
住宅ローンの借り換え失敗を防ぐ!ポイントは3種類の金利
見直しに失敗しないためには、金利について理解することが大切です。金利は大きく分けて以下の3種類あります。
①変動型金利
②固定期間選択型金利
③全期間固定型金利
それでは一つずつ解説します。
変動型金利
最も金利が低いタイプ。市場の金利の影響を受けやすく、市場の金利が上がれば返済額に影響しますが、返済額が25%以上変動しないようになっています。
デメリットは、借入時に最終的な返済額がわからないので、将来の計画を立てにくいこと。
固定期間選択型金利
5年、10年、15年など期間選択可能。固定期間が長くなるにつれて、金利が高くなる傾向です。子供の教育費がかかるるなど、金利変動のリスクが取れない時期に選択して、変動金利の影響を受けないようにします。
変動型金利のように、返済額が25%以上変動しないと言う措置がありません。選択した固定期間が終了した後、金利の影響を大きく受ける可能性がある点に注意が必要です。
全期間固定型金利
金利が全期間固定なので、金利変動の影響がないことが長所です。長期的に安定して資産形成したい時におすすめ。しかし、金利が高い傾向があるのが短所です。
どの金利がいいの?
どの金利があなたに合うかは、ライフプランや家計の状況、現在の融資のどの点に不満があるのかなどによって変わります。例えば以下のケースです。
Aさんのケースは、もともと変動型金利に不安を感じていた点を改善し、固定金利に借り換えて安心を手に入れました。Bさんは、とにかく月々の返済額を減らしたいと言う悩みから、変動金利の金利の低さを利用した例です。
また、現在と同じタイプの金利で、利率が低いものを探すと言う方法もあります。まずは金利のそれぞれの特徴を理解し、どのタイプが今のあなたに合うのかを考えてみてくださいね。
住宅ローンの借り換え失敗を防ぐ!注意点3選
住宅ローンの見直しに失敗しないために、注意点以下3選を知っておきましょう。
注意点①諸費用と手間がかかる
注意点②審査が厳しくなっている可能性がある
注意点③保険に加入できない可能性がある
それでは一つずつ解説します。
諸費用と手間がかかる
見直しにかかる費用は、以下のようなものです。
いくらかかるかは金融機関によって変わりますが、数十万円かかることもあります。また、各種書類を用意することや、金融機関の担当と何度も面談するなど手間もかかります。
それらの費用と手間をかけて、得をすれば問題ありませんが、損をする可能性も考慮することが必要です。
審査が厳しくなっている可能性がある
多くの人は、以前住宅ローンを組んだ時とは状況が変わっているでしょう。例えば、新しく車のローンを組んだり、キャッシングを利用しているなど。
また、物件の資産価値も購入時よりも下がっています。融資の審査は、資産価値によっても左右されるので、最悪の場合、審査が通らない可能性も。
不安がある人は、まずはご自身の返済するべきものなどを見直してみましょう。
保険に加入できない可能性がある
以前に住宅ローンを組んでから健康状態が悪化してしまった人も、注意が必要です。健康状態が良くない場合は、特約をつけられなかったり、保険に加入できないこともあります。
今の住宅ローンに付いている保険を失ってでも借り換えが必要なのかどうか、しっかり検討することが必要です。
住宅ローンの借り換え失敗を防ぐタイミングを解説
借り換えはいつがベストなタイミングなのでしょうか。
借り換え自体は、現在の住宅ローンの返済を一度でもしていればできます。
おすすめのタイミングは、以下3選です。
・将来のことを考えて、もっと手厚い保険にしたい
・会社の業績悪化で収入が下がり、返済が厳しい
・変動型金利タイプの住宅ローンを組んでいるが、金利が上がるかも知れない
上記はあくまでも一例。前章で解説した注意点や、あなたの現在の不安、家計状況などを考慮して、あなたに合ったプランを適切なタイミングで検討しましょう。
まとめ
今回は、住宅ローンの借り換え失敗を防ぐための注意点などを解説しました。
まとめると以下の通りです。
・金利タイプの特徴を理解しておく
・借り換えは諸費用がかかる
・審査は以前よりも厳しくなっている
・保険は慎重に検討する
・借り換えはいつでも可能だが、適切なタイミングで検討することが大切
住宅ローン借り換えは、しっかり理解した上で行わないと大きな損をしてしまう可能性があります。まずは、現在のあなたの住宅ローンについて理解し、どのようなプランがいいのか考えてみましょう。
合わせて読みたい記事