【徹底解説】戸建てリノベーション費用 

「中古住宅のリノベーションを考えている。あと、各項目の箇所でどの程度費用が必要か相場を知りたい…。」

 リノベーション費用は全体しか見えないため、不透明な印象を受ける方も多いがのですが、まずはリフォームの各項目費用を参照するところから、戸建ての各箇所の改装費用のイメージをつかんでほしいです。

この記事はFlatwork株式会社が監修しております。(リビングキャンプ運営)

東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。<免許番号>東京都知事認可(1)第104151

実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。

(1)はじめに

リノベーションとリフォームの違いをご存知でしょうか?

 

一般に「リフォーム」は、老朽化したスペースを新しく改装するの意味ですが、

「リノベーション」はその規模が大きく、例えば間取りを大きく変更して住みやすい住居に改良を加えるといった、既存の建物に付加価値を追加するような改装工事を意味します。

 

国土交通省の統計調査を表に示しますが、リフォーム実施した箇所の中で最も多かった場所は

平成28~26年の3年間で、キッチンとトイレが1,2位を独占し続けています。

 

それに追加して、浴室、居間、外壁が変わらない人気のリフォーム箇所となっているようです。

 

<リフォームを実施した部位(複数回答) 割合>

出典:国土交通省 平成28年度「住宅市場動向調査」より

 

また近年空き家が増加傾向にあるのに伴い、古い空き家をお手頃な価格で、リノベーションする方が増えています。

本記事では、その際の戸建てにかかわる、各項目毎のリノベーション費用について、ご紹介致します。

   

(2)人気のキッチン

 

キッチンが、トイレと並び人気の上位になっています。

 

これは、ヒアリングの結果からは、主に主婦からの希望で実施されたケースが多いのが特徴であり、毎日の料理でどうしても汚れたり破損したりするコンロやグリル周りの修繕の目的や、また便利な機能を追加したオシャレな新規システムキッチンへの変更が人気を高めているとも言えます。

 

リノベーション費用の内訳としての、キッチン交換の費用の相場はどの程度でしょうか?

主に、50~70万円程度が相場になっています。

 

(3)必要な水回り関連

 

先程のキッチンのほかに、トイレや浴室、洗面台は「水回り関連」と呼ばれます。水や、お湯を用いる場所であることから、湿度によるカビや汚れ、水垢なども気になるために、これらの部位は清潔感を要する住宅の重要な機能となっています。

 

よって、各住宅機器メーカーは、水回り関連機器の機能として、お手入れの簡単さや、抗菌、防カビ仕様をうたった商品開発を、昨今重視している傾向があります。

トイレについては、使いやすさ以外に水使用量の少なさも重要な訴求点になるでしょう。水道料、下水道料を抑えて省エネになるタイプのトイレへのリフォームが人気になっています。

 

リノベーション費用の内訳としての、トイレ、洗面台と浴室の費用の相場はどの程度でしょうか?

トイレ、洗面台の本体交換は10万円から、浴室のユニットバス交換費用は 60~80万円程度

が相場になっています。

 

(4)間取り含めた居間

建具リフォーム箇所の第4~5位にランクインしている居間ですが、窓・扉など建具交換や、床やクロスの張替えといった、部分的リフォームが中心になっています。

 

窓は昨今、高断熱製品で冷暖房費の節減と防犯用を兼ねたものが人気の商品になっています。

戸建てのリノベーション用途を視野に入れると、費用面では、

居間のフローリング工事の場合、40万円程度、間取り変更の場合 100万円から

が相場になっています。

 

リフォーム、リノベーションを実施する動機のヒアリング状況からは、 

「住宅がいたんだり、汚れたりしていた」が一番のモチベーションになっています。

次いで「家を長持ちさせるため」であり、住まいの老朽化がリフォーム、リノベーションの大きな理由であることは昔から同じです。

 

しかし昨今の核家族化や二世帯住宅化、子育てを終えた世代の家族構成やライフステージの変化に伴い、快適な暮らしの為に、実施する人が増えているのも事実のようです。

また経済的な理由から、古い空き家をお手頃な価格で、戸建てのスケルトンリノベーションする方が増えているのも特徴です。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

各項目の費用は本記事の内容がベースになりますが、戸建てリノベーション費用の場合、各戸建ての築年数や要望に応じて組合せは様々です。

 

総額500万円未満の場合から1000万円を超える大型の案件まで、本記事で詳細を取り扱っていない個別の事項も多々あります。 

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