「マンションを購入する時、一般的には購入価格の2割程度を頭金として最初に支払うって聞いたけど貯金しておいたほうがいいのかな。」
そんな方のために、今回は「頭金を入れる利点」と「入れない利点」についてお伝えをしていきます。
マンション購入を検討されている方は是非参考にしてくださいね。
この記事はFlatwork株式会社が監修しております。（リビングキャンプ運営）
東京都知事から認可を受け正式に宅建業免許を取得しています。＜免許番号＞東京都知事認可（1）第104151
実際にマイホームの仲介業務をしているので現場のリアルな情報をお届けしていきます。
頭金なしにはリスクもある
現在ではフルローンができる可能性は高いので心配は不要ですが、頭金を入れたほうが金利負担は減るので貯金ができる方は頑張って貯めましょう
頭金には良い点と悪い点があります。
頭金無しで家を購入するにはリスクも伴います。
具体的に見ていきましょう。
返済額が増える
頭金を入れないということは、購入価格の全額をローンで分割して支払うことになりますよね。
そうすると、返済総額が増えてしまうんです。
理由は当然ですが、
ローンには必ず『金利』がつくからです。
例えば3000万でマンションを購入し、35年でローンを組んだとします。
（金利は固定1.4％）
このように返済額に大きな差が出てしまうんです。
返済できないリスクが高まる
頭金なしで全額ローン払いにした場合、毎月の返済額を増やしたり、ローン期間を長くしたりする必要が出てくるでしょう。
そうすると、家計に大きなダメージを与え、定年後も支払いをつづけなくてはいけないなんてことにもなりかねません。
頭金を入れないと、返済額が高額すぎて負担が増えてしまうんですね。
審査が厳しい
購入額を全額ローンで組もうとすると、頭金を入れた場合よりも銀行の審査が厳しくなります。
「頭金なしか…。この人ちゃんと返済できるのかな」と思われてしまうんです。
やはり銀行も、返済が難しそうだと感じる人にはお金を貸したくないんですね。
当然、頭金を用意してくれる人の方が、銀行も信用できると考えるでしょう。
審査の通りにくさも、頭金なしのデメリットなんですね。
諸経費の支払いがある
頭金の他にも、マンション購入時にかかる費用はあります。
- 仲介手数料
- 保険料
- 事務手数料
- 印紙代など
支払うことになります。
ただし、諸経費をローンにすることや、諸経費が含まれた住宅ローンもありますので、支払いが難しいと感じた場合には、利用するのも一つの手ですよ。
頭金のために貯金はするべき？
頭金を入れる利点としては次のようなものがあります。
- 審査に通りやすくなる
- 総返済額を抑えられる
- 毎月の返済額を少なく出来るので、家計への負担が少ない
しかし近年では、頭金を入れずにマンションを購入する人も多くなっています。
数年前までは「マンション欲しい！頭金を払うために貯金しなきゃ」という方法が一般的でしたが、時代は変わったんですね。
頭金を入れると、確かに総額を安く出来たりなどの利点も多いのですが、大金を用意するのが難しいという方もいることでしょう。
定年が引き上げられて長く働かなければいけなくなったりと、社会も変わりつつあります。
でも本当に頭金なしで大丈夫なのか。
不安に思うことは沢山あると思います。
ここからは、頭金を入れずにマンション購入金額を全額ローンにすると、どうなるのか見ていきましょう。
頭金なしだとこんな良いことが…！
気に入ったマンションをすぐゲットできる
頭金が必要ないということは、多額の貯金もしなくて済みますよね。
つまり、すぐに購入手続きに進むことができるんです。
貯金している間に、
「あー！あの物件気になってたのに売れちゃってるー！買っておけばよかった…」
なんて悲劇も回避できます。
物件との出会いは一期一会です。
- 立地
- 間取り
- 広さ
- 交通面など
理想通りの条件の物件に出会えることはなかなかありません。
「これだ」と思った物件なら、思い切って買ってしまうというのもありですよ。
貯金を減らさなくて済む
「貯金はあるけど、他のことに回したいなー」
そんな方にも頭金無しでの購入がおすすめ！
ローンで全額支払うことで、返済の負担を分散することができます。
まとめ
頭金を入れる場合と全額ローンで支払う場合。
それぞれの利点についてご紹介をいたしました。
結論から言うと…頭金なしでも全額ローンでるので貯金しなくてもマンションを買うことは可能です。
ただし、金利がかかることで返済総額が高くなってしまうというリスクもあります。
そのため、金利が気になると言う方には頭金のための貯金をしておくことをおすすめします。
自分にあったプランで、賢く計画的に返済できるようにしましょう。
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