中古マンション購入がお勧めの理由は価格的な魅力です。
新築マンションでは、建築直後でも購入後すぐに大きく資産価値が下がる傾向にあるので新築マンション購入にこだわらない場合、中古も視野にいれるべきです。
(1)中古マンション購入が新築よりもお得な理由
中古マンション購入において、新築マンションとの比較で、まっさきに思い浮かぶのが価格差になります。
2018年度の東京エリアの新築マンションと中古マンションに関し、価格および戸数の比較をしました。
①価格と戸数の比較
地区別に見た場合、中古マンション購入ではざっくり半額に近い価格になっています。
入居してそれほど日数を経ていなくても、マンションの場合、一気に価格が下がるのが特徴で、
新築と同じレベルの真新しい物件が、一年入居程度のもので、10%程度安い場合もあるのです。
よって進捗マンションとの差額分を、お子様の教育費用や老後資金に充足することもできます。
つまり価格面のメリットが、中古マンション購入の最大のポイントになります。
また、登録戸数の比較表からもわかるように、両者の物件数には大きな差があり、
特に東京区内におうては、圧倒的に中古マンション数が多いのです。
さらに築30年の物件取引が昨今増加傾向にあり、都市部においては当然のことながら先に建てられたマンションの方が好ましい立地条件の場合が多く、その立地条件は資産価値に大きく影響します。
よって中古マンション購入は、新築マンション購入よりも価格や立地条件などの面で、選択できる物件数の規模が大きいといえます。
②実際の物件をチェックできる
新築マンションは、購入前には建築中である為に、その部屋のチェックは基本的にモデルルームでしかできません。しかし中古マンションでは、実際に住む部屋をチェックすることができます。
・交通の利便性(駅やバス停までの距離や坂道の有無)
・間取りや使いやすさ
・日当たりや部屋からの眺望
・物件の管理状況や全体の雰囲気
実際に住んでみてからでないとよくわからない日当たりや雰囲気が、購入前に事前に精度良くチェック判断できる点は、大きなメリットではないでしょうか。
(2)中古マンション購入で気をつけるべき点
ここでは中古マンション購入で気をつけるべき点について、以下記述していきます。
- 資産価値について
先程比較した通り、東京エリアでは、新築と中古では中古の方が安くなっていますが、人気の高い立地場所では、その差が縮小する傾向があります。
特に人気エリアの中での希少な物件の場合、稀ではありますが、中古マンションの購入価格の方が、新築マンション価格よりも高い場合もあるのです。
また資産価値の経年劣化の点にも注意が必要です。特に都市部ではなく、郊外の比較的格安な中古マンション購入時には、もちろん価格は魅力なのですが、何らかの事情で将来売却を考えた時に、その資産価値には不安が発生します。
都市開発から取り残された場合には、中古マンションの価格は下落し続けますので、将来に渡って住み続けたい物件なのかどうかもよく見極めることが大切です。
②希望が具体的な場合
新築マンションの場合、不動産会社から各インターネット上の広告や情報誌を活用して、情報提供されています。新築物件はあるレベルの仕様は、十分に満足できている為、予算や勤務地との距離を元に好みの物件を選びます。
一方で中古マンションの場合には、不動産仲介会社を通じて、個別に紹介するケースが一般的です。新築物件より圧倒的に多い候補物件の中から、築年数や価格、立地条件などのこだわりのスペックで候補の物件を、不動産仲介会社を通じて、絞り込んでいきます。
よって、希望が具体的な場合は、物件候補数の多い中古マンションの方が、探しやすいのです。
③築年数
築年数に応じた価格の下落も重要です。
新築マンションの場合
・特に新築マンションは、購入直後に約10%程度も資産価値が大きく下がることがある
・建築後の10年未満の、比較的新しい物件を購入しても、資産価値が大きく下落する。
と言えます。
中古マンションは購入後の価格の落ちる度合が少なく、売却時も売りやすい場合が多いので、「新築マンション購入よりお買い得である」と言えます。
(3)まとめ
いかがでしたでしょうか。
東京エリアにおいては、中古マンション購入が新築よりもメリットが大きい点を
主にお伝えしました。
①物件数が段違いに多く、価格も手頃なために、新築マンションより選択肢が多い。
②新築マンションでは、建築直後でも購入後すぐに大きく資産価値が下がる。
③中古マンションの特徴は、住む部屋の日当たりや雰囲気を現場でチェックできる。
これらの理由より、中古マンションの購入が新築マンション購入よりお得です。
真新しい新築マンションも確かに財政面の余裕があれば、非常に魅力的ですが、
「中古の場合、同じ予算でもっと良い立地条件が選択できる」という点を考慮に入れてほしいです。
合わせて読みたい記事